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二松学舎大付VS帝京観戦記!2022年秋季東京大会準決勝第1試合

高校野球
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センバツ出場をかけた高校野球の秋季東京大会。

2022年の準決勝2試合を神宮球場で観戦してきました。

第1試合・二松学舎大付VS帝京の観戦記をザックリと書きます!

二松と帝京、予想以上に力の差を感じた…

二松学舎大付と帝京は、どちらとも夏は東東京大会に出場するチームです。

二松学舎は近年は関東一と東東京の二強時代を築いていて、ここ数年は関東一よりリードしている感じがあります。

ぽこ
ぽこ

毎年エース級の投手と打線に力がありますね。

帝京は、私のように1990年代から高校野球を観戦している世代にとっては、昔の強さが懐かしいチーム。

非常にコワいことで知られ、個性的でもあった前監督の前田さんは、エキセントリックなことが排除されつつある高校野球の流れもあってか、甲子園から遠ざかったまま勇退されました。

その帝京が…今年のチームは期待できる…というのが、東京高校野球ファンの一般的な見解でありました。

1年生から投げているエース高橋は、秋季大会が始まる前は東京ナンバーワン投手とも言われていましたし、旧チームではありますが、春季大会でセンバツ4強の国学院久我山に勝利して、復活が近づいている感じがありました。

二松も春夏甲子園出場したチームのメンバーが複数残っているため、「今年は二松と帝京が強い。準決勝第1試合は事実上の決勝戦だろう」という見方も多かったです。

しかし、試合は二松ペースに始終しました。帝京が勝つ可能性は…ほとんど感じなかったなあ…。

点差以上に両校の打力や守備力に差を感じました。

二松学舎大付の雑感

今年の二松学舎大付は、打線がとにかく良いですね。

特に3番の背番号7大矢が投手をしている時は、下位打線まで切れ目がなく、どこからでもヒットが出る打線です。

息を抜ける打順がないことに、帝京エース高橋はプレッシャーを感じ調子を崩したのかもしれません。

1年生が多く並ぶ4番以降の中位打線は長打力があってコワイですし、何より8番・9番の捕手・遊撃手が守備専門ではなく、よく打つんですよね~。

二松の下位打線は、他の東京のチームだったら上位やクリーンアップを任せられるだけの力を感じます。

1年生4番の片井選手は、自由にのびのびとバットを振らせているようですが、やはりロマンのある選手。この日飛び出したホームランも、相手投手をガックリさせるような当たりでした。

大矢投手は今大会あまり調子が出ていませんでしたが、この試合は安定したピッチングでしっかり試合を作りました。

6回途中からリリーフとなったエース重川投手は、やはり甲子園経験もあり、マウンドさばきが非常に落ち着いています。

目が覚めるような速球があるわけではないのですが、投球術で打たせて取っていく、私が好きなタイプの投手です。押切捕手のリードも冴えているのでしょうね。

ただ重川投手の安定感を考えると、先発で試合を作る方が向いている気もするんですけど、秋の段階では完投はさせず、むしろ安定している方を後ろに控えさせるという監督さんの考えなのでしょうかね。

この記事は決勝が終わった後に書いているのですが、この帝京戦の二松と、決勝の菅生戦の二松は別人のようでした。

帝京戦では良い所ばかりが出た二松ですが、菅生戦では昨年の国学院久我山戦のようなボーンヘッドが多く出て、力の差はそんなになかったのに(むしろ二松の方が打線は上だと感じた)点差をつけられての敗戦となりました。

準決勝で完璧な試合をして、決勝でポカをする…昨年のデジャヴ…。

二松の秋の決勝での勝負弱さは何なんだろうな…。

帝京の雑感

私には「高校野球にはあまり詳しくないけど帝京は好き」という、とんねるずファンの知人がおりまして、その知人に、

ぽこ
ぽこ

今年の帝京はエース高橋がいるから甲子園のチャンスですよ!二松は強いですが例年のようなプロ注投手はいないし、関東一、日大三、東海大菅生はここ数年の中ではそれほどチーム力は高くないです。

と、伝えていました。

しかし…二松との力の差は予想以上でしたし、この後の準決勝第2試合(東海大菅生VS日大三)を見た後には、「ベスト4進出校の中で帝京だけちょっとレベルが違ったかもしれないな…」と感想を持ちました。

二松の今年のチームは力はありますが、例年にくらべて絶対的エースはいないため、完璧な勝負年ということはないです。

関東一も、西東京の日大三や東海大菅生も、今年は勝負年という感じではないので、エース高橋がいる今年こそ、帝京はチャンスだと思っていたんですけどね。

他のベスト4校と、どのあたりに差を感じたかというと、守備と、その他の細かいプレーかなあ。

帝京は甲子園から遠ざかりすぎて、甲子園出場にはどのくらいまでレベルアップしなければならないのか、そのあたりが見えにくくなっているのかなとも思います。

東東京を制した2020年の独自大会が、甲子園につながらない大会だったのがつくづく不運だったよなあ…。

まあ…東東京のチームは、秋季大会は西東京チームの優勝が続いているので、春のセンバツ出場より夏の甲子園出場の方が今は近い状態なので、夏を目指して心機一転がんばってほしいです。

秋にこれだけの差があっても、夏までに成長する可能性を秘めているのが高校生なので、今夏の東東京が二松一強にならないように、帝京(と関東一)の巻き返しに期待しています。

ぽこ
ぽこ

私は結構二松好きなんですけど、一強状態は二松のためにもならないですからね。

高橋投手は球速うんぬんではなく、大事な試合で力を出し切れる、「勝てるエース」を目指してほしいです。近江の山田投手みたいな感じで。

あと1年生の西崎選手は、打者としても遊撃手としても投手としても、見ごたえのある選手ですね。来年まで東京の高校野球界を盛り上げてくれそうです!

まとめ

2022年秋季東京大会準決勝第1試合、二松学舎大付VS帝京のザックリ観戦記でした。

第2試合の東海大菅生VS日大三の観戦記はこちら

決勝戦の観戦記はこちら

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