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高校野球秋季関東大会に東京準優勝校が参戦すれば皆幸せ!

高校野球
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高校野球ファンにとっては恒例(?)の「東京は秋季関東大会に出るべきか?」問題。

秋季関東大会のトーナメントを見ていて、超今さら思いついたことがあるので、書いておきます!

秋季関東大会出場校は15校という中途半端な数

秋季関東大会は、茨城・神奈川・群馬・埼玉・千葉・栃木・山梨の7県から15校が出場して行われます。

え?15校?7県だから14校じゃなくて?

各県の優勝校・準優勝校が出場するので、7県×2校=14校。これに、開催県の3位校(ベスト4進出の2校で3位決定戦を行う)を加えて、15校が出場します。

トーナメント方式の大会は、出場校が2・4・8・16・32…のように、2のn乗であれば、キレイなトーナメントが作れます。

そのため関東大会も16校出場であれば、どのチームも4勝すれば優勝という平等なトーナメントができあがるのですが、現状は1校足りない15校で開催しています。

秋関では開催県優勝校は初戦免除のスーパーシード

15校でトーナメントを作る関東大会は、1校が2回戦(準々決勝に当たる)から登場するトーナメントとなります。

初戦を免除されるチームは、開催県の優勝校と決まっていて、「スーパーシード」などと呼ばれています。

秋季関東大会は開催県は3校出場できるし、スーパーシードはあるし、ホーム開催で地の利もある…と、開催県が恩恵を受けるのが特徴ですね。

スーパーシードは本当に歓迎すべき制度か?

秋季関東大会は、翌春のセンバツ出場校を決める資料となる大会です。

関東のセンバツ出場枠は4~5であり、準決勝に出場すれば、よほどのことがない限りセンバツ当確。

準々決勝から登場するスーパーシードは、一勝すればセンバツ当確という、一見おいしい枠に思われます。

しかし、実はスーパーシードで関東大会に出場したチームがセンバツに出場する確率は、それほど高くありません

2018年までの10年間で、スーパーシード10校の中で、登場した最初の試合に勝ち、センバツに出場したのは4校。確率にすれば40%。

スーパーシードが最初の試合に勝てるかどうかという単純な確率は50%ですから、この50%の確率を上回らない限り、スーパーシードは有利とは言えないですよね。

なぜスーパーシードが「一勝すればセンバツ」という、他のチームより有利そうな条件をクリアできないかというと、これはやっぱり高校野球の特性でしょうね。

高校野球のトーナメントでは「初戦は難しい」というのはよく言われることです。

おまけにスーパーシードでは、初戦で迎える相手は既に「初戦の難しさ」をクリアし、一勝を挙げて波に乗っています。

また、高校野球は「試合で成長する」と言われるように、チームが1試合ごとに強くなるのはよくあることです。

こういったことを考えると、せっかく開催県の大会を優勝しても、もらえるご褒美「スーパーシード」は、あまり歓迎すべきものではないのでは…。

東京準優勝校が参戦すればみんなが幸せ!?

スーパーシード制が、あまりシードされる側の得にならないなら、設ける意味はないですよね。

では、関東大会はどうすればよいのかというと、単純に1校参加校を増やして16校で開催すればよいでしょう。

簡単に言うけどさ、その増やす1校はどこから連れてくるの?

あるじゃないの。すぐにでも連れてくればよいチームが。

ハイ、東京の準優勝校ですね。

東京からセンバツに出さないわけにいかないのなら、東京の優勝校はセンバツ決定で秋大会終了。

東京の準優勝校は秋季関東大会に出場し、他の関東のチームに混ざって関東・東京6枠の残り5枠を争う。

センバツ出場の関東・東京6枠目は、関東の準々決勝敗退チームにするか、東京の準優勝校にするかでもめて、一般のファンには不可解な選考結果になることがあります。

この不可解選考は、関東大会と東京大会が別々に行われていて比べにくいため起きているように感じます。

東京の準優勝校が関東大会に出場すれば、おかしな選考は起きにくくなると思うのですが、いかがでしょう?

まあ高〇連は一筋縄ではいかない組織なので、それでも不可解選考は行われるでしょうが、あまりにも理屈がおかしいことは言いにくくなるのではないかと。

スーパーシードはお得でもない特典を押し付けられなくなる、東京準優勝校はセンバツを自力でゲットするチャンスがもらえる、関東・東京の選考がやりやすくなる…と良いことだらけではないですか!

東京準V校の秋関参戦には日程面の調整が必要

東京準V校の関東大会参戦のネックとなるのは、日程面ですね。

東京は東西あわせると250校以上のチームがあり、これだけのチームが参加する大会を、関東大会開幕までに終わらせなければなりません。

でも、まあできなくはないですよね。

現段階では結構ゆったりとした日程で行われているので、たとえば夏の甲子園に出場した東西の2校は1次予選を免除して、1次予選をもう少し早く始めるなどの対処ができるのではないでしょうか。

まとめ

そんなわけで。

皆が幸せになるんだから、東京の準優勝校は関東大会に出場させましょうよ!

ただし、秋季関東大会を東京で開催するのは難しそうですよね(秋は大学野球シーズンで球場が埋まっているので)。

その意味で東京の準V校は、関東大会に参戦するときにホームアドバンテージは回ってこないですが、東京の優勝校はセンバツ当確という、東京全体としては有利な条件を持っているのだから、いいんじゃないかと思います。

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