2021年1月29日、センバツ出場校の発表がありました。
今回の選出について高校野球オタクとして感想を書いてみます!
2021年も「無風」で真っ当な選出に
センバツ出場校の選出は、これまでの歴史の中で、一般のファンの理解を超えた選出が行われ、物議を醸すことが多々ありました。
しかし、昨年2020年の選出は、選考委員の顔ぶれがガラッと変わったのか!?と思うほど真っ当な選出で驚きました。
2021年はどうなるんだろう…。
と興味深く待っていましたが、2020年の真っ当選出の流れを引き継ぎ、2021年もかなり多くの人が納得できたのではないかと思われる、至極マトモな選出結果となりました。
もちろん近畿6枠目とか人によって意見の違いはあると思いますが、「え!?嘘でしょ!?」と目を疑うような選出はなかったと言えるのではないでしょうか。
私の予想は28校中27校が正解
昨年秋の地区大会が終わった段階で、私が書いたセンバツ出場校予想の記事はこちらです。
私の予想は一般枠28校中、27校が的中しました。
これは私がスゴイなんてことは一切ありません。高野連がそれだけ一般的な考え方に近い選出をしたということで、28校すべてを当てた方も結構いるのではないかと思います。
私が外したのは中国・四国地区の5枠目です。
鳥取城北と小松の争いでしたが、高野連は新興の強豪私学より公立を好む傾向があるため、地域性の不利さがあっても小松が選ばれるのではないか?と考えました。
ですが、今回は地域性が考慮されて鳥取城北が選ばれました。
ここ数年感じていた、選考会による新興私学に対する冷遇は、ここ2年ほど感じられなくなってきました。
というか不可解選考そのものがなくなってきた背景としては、やはり高野連がSNSなどの世論を意識しはじめているのではないか…ということを感じます。
2年前の関東・東京地区の不可解選考に対する、マスコミではない一般人の批判は多かったもんな~。
高野連が世論に迎合するのは良い面も悪い面もあると思いますが、センバツ選出に関しては、良い面が出ているのではないかと思っています。
不可解選考は補欠選考でひそかに行われている!?
さて、一般枠は何の問題もなく、21世紀枠もなるべく地区大会の成績がよく、力のあるチームを選ぶ動きが見られました。
で、これは昨年も感じたんですが、それに対して、補欠枠はちょっと不思議選考がありました。
個人的に「これが一般選考でこの序列だったら批判が出るだろうな…」と感じたのは、北信越の関根学園と、東京の関東一の評価の低さですね。
関根学園も関東一も、準決勝で優勝校と互角の戦いをしたのに、準優勝校に敗退したチームより序列が下になっているんですよね。ちなみに地域性には何の問題もありません。
北信越は「星稜の方が力がある」と見られたようですが、星稜が負けた上田西が決勝で敦賀気比に大敗したことを考えると、ちょっとなあ…。
東京の方は、私は東京の準決勝は2試合とも現地観戦しましたが、東海大菅生×関東一は事実上の決勝戦に見えたけどなあ…。
確かに二松の秋山投手は魅力的な左腕ですが、関一の市川投手は遜色ない本格派右腕です。
二松が負けた三高が決勝で菅生に完敗したことを考えても、関一の方を評価するのが妥当なのでは?
補欠選考なので、あまり大きな問題にはならないでしょうが、昨年も補欠選考には「?」となる地区があったので、一般枠の「納得しやすさ」とくらべてちょっと気になりますね。
まとめ
というわけで、おそろしく至極真っ当な2021年センバツ出場校選出でした!
近畿6枠目に関しては、予想記事にも書きましたが、地区大会>県大会と考える私が選考委員だったら天理より智弁和歌山を推しますが、ここ数年近畿は県順位を重要視しているので、その部分がブレないことの方が大事だと思います。
よって天理の選出はアリです。智弁和歌山を選ぶなら「過去の選出と少し基準を変えました」という説明を加える必要を感じます。
まあしかし、今回の大会は、大会が無事に開催されて、かつどの高校も無事に出場してきてくれることを願っています。
どうぞ今年こそ、春を呼ぶセンバツ大会が開催されますように…!