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中学生の読書感想文におすすめの文庫本10選!

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中学生の読書感想文におすすめの本を集めてみました。

ぽこ
ぽこ

私が読んだことがある本の中からチョイスしました!

中学生でも購入しやすい値段&持ち運びしやすい、文庫本で紹介します!

定番&誰にでもおすすめの本!

まずは「読みやすい」「読書感想文が書きやすい」「それほど長くない」と三拍子そろった、中学生の読書感想文の課題本として定番で、誰にでもおすすめできるタイプの本をご紹介します。

夏の庭

まずは中学生の読書感想文の定番中の定番「夏の庭」。

主人公は小学生高学年ですが、生と死を扱ったテーマが深く、小学生には少し難しく中学生にはちょうどよい小説です。

ページ数は218ページで厚みがなく、抵抗なく読めるボリュームです。

3人の少年たちが死への好奇心と恐怖から、近所の死期が近そうなおじいさんを見張っているうちに、おじいさんとの不思議な交流が生まれていく…というストーリーです。

生と死」「友情」「世代を超えたつながり」など、いろいろな角度から読書感想文を書けるのではないでしょうか。

とってもハッピーエンドというわけではありませんが、読んだ後にさわやかな気持ちになれる名作です。

カラフル

よく書店で「中学生におすすめ!」などという帯がかけてあるのを見るのが「カラフル」です。

一度死んだ主人公の魂が中学生の体に入って、人生をやり直していく…という物語です。

文章が軽やかで読みやすく、物語全体にも明るくおもしろい雰囲気があります。

堅苦しい本は苦手という人にはぜひおすすめです!

タイトルがなぜ「カラフル」なのか…ということを考えながら読むと、読書感想文を書きやすいかもしれません。

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ」も、中学生の読書感想文の定番本です。

学校に行くのをやめてしまった中学生の女の子が、おばあちゃんのもとで「魔女修行」をするという物語です。

「魔女修行」といっても、ホンモノの魔法を使える魔女を目指すわけではないのですが、物語の中で「魔女」がどのような意味で使われているのかを考えながら読むと面白いです。

おばあちゃんのもとで主人公が送るナチュラルな生活や、おばあちゃんの深みのある言葉がステキです。

どちらかといえば、女の子におすすめのオシャレな小説です。

いちご同盟

いちご同盟」は1990年に出た本ですが、当時の小学生高学年~中学生がフィーバーした本です。

ぽこ
ぽこ

私も友だちに「ぜひ読んで!」と半強制的に読まされました。

現在でも、中学生の読書感想文の定番本として人気です。

悩める中学生男子が、野球部のヒーローに紹介される形で難病で入院中の女の子と出会い、生と死や恋愛について考えながら成長していく…という青春物語です。

発売された当時に、口コミで中学生の間で人気が出たほどの本ですから、中学生の読書にはピッタリの本です。

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太陽の子

太陽の子」は小学6年生の女の子を主人公に(この子は戦争を知らない世代)、沖縄戦で受けた心身の傷を持った人々を描いた小説です。

難しそうだな…と感じるかもしれませんが、作者の灰谷健次郎さんは児童文学を書く方で、難しい言葉などは使われていないので、中学生であれば問題なく読めます。

私は小学6年生くらいの時に担任の先生にすすめられて読みましたが、人生ではじめて小説を読んで泣きました。

ぽこ
ぽこ

そのため、非常に心に残っている小説です。

戦争を扱っているのでテーマは重いですが、登場人物の明るさや優しさ、作者さんの物語構成の上手さのおかげか、読みにくさはありません。

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「とにかく短い本がいい!」という場合の本

ヤバイ!夏休み明日で終わりなのに読書感想文書いてない!!!

…という場合でも、「どの本でもいいから読書感想文を書く」という課題だったら、あわてなくて大丈夫!

10~15分あれば読めちゃう上に、感想文も書きやすい名作があるので紹介します!

走れメロス

太宰治の「走れメロス」は、15分くらいで読める短編です。

友情や、最後までやり遂げることの大切さなど、読書感想文も書きやすいテーマです。

文豪・太宰治の軽快な文体も魅力で、中学生でも読みやすいです。

「走れメロス」はいろいろな出版社から出ていますが、内容は同じです。表紙や値段、もしくは夏休みだったら夏文庫フェアでもらえるプレゼントなどをくらべて選びましょう。

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蜘蛛の糸

物語の短さだったら、「走れメロス」よりも短く、5分くらいで読み終わりそうなのが「蜘蛛の糸」。

短い話ですが、非常に深いテーマが扱われています。

「蜘蛛の糸」はいろいろな出版社から出ています。芥川龍之介の他の短編が一緒に収録されていることが多いので、あわせて読みたい短編が入っているものを選びましょう。

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星の王子さま

「走れメロス」「蜘蛛の糸」ほどの短さではないですが、1時間くらいあれば読めるかなというのが「星の王子さま」。

短い話ながら内容は濃く、自分が心に残ったエピソードを中心に読書感想文を書けばよいかなと思います。

実は個人的にはあまり価値観の合わない本なのですが、ところどころの文章の美しさにはそれでも感動します。

「星の王子さま」はいろいろな出版社から出ていて、それぞれ訳者が違います。読みやすいものを選べばよいですが、定番は新潮文庫版です。

本好きにおすすめの本!

かがみの孤城

「普段からよく本を読む」「読書が好き」という中学生にぜひおすすめしたいのが、「かがみの孤城」です。

2018年の本屋大賞(書店員さんが選ぶ賞)に選ばれた作品です。

主人公は不登校の女子中学生で、自分と同じように学校に通えない中学生と、鏡の向こうの不思議な世界で協力し合っていく…というストーリーです。

非常に読みごたえのある名作で、主人公が中学生なのでぜひおすすめしたいのですが、上・下巻に分かれていて長いのと、物語展開が少々難しいです。

ですが、本好きの中学生にはぜひおすすめしたい…本当に面白かったです!

変身

読書好きの中学生におすすめしたいもう1冊の本は、カフカの「変身」。

主人公が朝起きていたら虫になっていた…という衝撃的な内容から始まる小説です。

わりと薄い文庫本であまり長くはなく、海外文学に不慣れな場合でも読みやすい分量です。

「変身」は世界的名作で、何を意味する物語なのかはいろんな説があります。

感想文を書くのは難しいですが、大人になってからではなく、中学生くらいの感性でこの本の不思議さに向き合ってみると面白いだろうなあと思います。

まとめ

ぽこ
ぽこ

中学生の読書感想文におすすめの本をまとめてみます!

読書感想文の定番本
  • 「夏の庭」
  • 「カラフル」
  • 「西の魔女が死んだ」
  • 「いちご同盟」
  • 「太陽の子」
すぐ読める短い本
  • 「走れメロス」
  • 「蜘蛛の糸」
  • 「星の王子さま」
読書好きの中学生におすすめの本
  • 「かがみの孤城」
  • 「変身」

全部で10冊紹介しましたが「どれにしようか迷う…」という場合は、読みやすい&感想文を書きやすい「夏の庭」か「カラフル」がおすすめです。

こちらで紹介した本のほとんどはそれほど長編ではないので、電子書籍で読むのもおすすめです。

「高校生向けの読書感想文本」を紹介した記事はこちら。

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