都市対抗野球について調べていると、「チーム券をもらえば試合を無料で見れる」という情報が出てきます。

- チーム券って何?
- いつどこでもらえるの?
- チーム券の座席はどこになるの?
このページでは、都市対抗のチーム券に関する疑問に答えていきます。
ぜひ最後まで読んで、都市対抗野球をお得に楽しんでくださいね!
チーム券とは?

チーム券とは、都市対抗野球の出場チームが応援席のチケットを無料で配布しているものです。
「無料!?」と驚くかもしれませんが、都市対抗野球の出場チームのほとんどは大企業。
野球部の活動はCMのようなもので、無料券を配って多くの人に応援してもらうことも企業アピールになるわけですね。
「チームを応援するためのチケット」なので、そのチームの試合以外は見ることができません。
前後の試合があっても、券に記載された試合が始まるまで入場できず、試合が終わったら退場します。
チーム券と一緒にグッズがもらえることも
都市対抗野球のチーム券を頂く時には、いっしょに応援グッズやチームグッズがもらえることが多いです。

三菱自動車岡崎の応援受付では、チーム券と一緒にうちわと応援タオルを頂きました。

NTT西日本の応援受付では、チームの号外新聞、うちわ、野球バット型のストラップを頂きました。

入場券が無料で頂けるだけでなく、グッズまでもらえるなんて…。都市対抗のチーム券はホスピタリティ高すぎです!
チーム券は大半のチームが配布している

「都市対抗に出場しているチームはすべてチーム券を配っているの?」というと、大半のチームは一般の人向けにチーム券を配っています。
ですが、「社員・関係者だけ」「野球部が活動しているホームタウンに住んでいる人だけ」など、条件つきでしかチーム券を配っていないチームも一部あります。
どのチームが一般向けにもチーム券を配っているかは、公式サイトや公式SNSで確認しましょう。

公式サイトやSNSに何も書いていなくて、試合当日にとりあえず行ってみるとチーム券を配布していることもありますけどね…
チーム券はどこでもらえるの?
チーム券の配布方法は2種類あります。
- 試合前にデジタルチケットを取得
- 試合当日に東京ドームで紙チケットを配布
デジタル配布の場合

SUBARUやトヨタ自動車など、チーム券をデジタル配布しているチームがあります。
公式サイトや公式SNSで配布方法を確認し、デジタルチケットを取得します。
試合当日はスマートフォンで取得したQRコードを入口でかざすだけ!チーム券配布の列に並ぶ必要がなくスムーズですね。

今後はデジタルでのチーム券が主流になっていくかも!
紙チケット配布の場合

紙チケットでチーム券を配布している場合は、試合当日の試合前に東京ドームで券を頂きます。
どのチームの券も配布場所は同じで、東京ドームの正面入り口、22番ゲート前の広場で配っています。

地下鉄後楽園駅から行く場合は、歩道橋を渡ったあと左側に進みます。

22番ゲートまで進みます。

22番ゲート前には広場があり、階段の上にある屋根のあるスペースがチーム券の配布場所です。「応援受付」と書いてあります。

22番ゲートを背にして左側が一塁側チーム、右側が三塁側チームのチーム券配布場所。

案内スタッフがたくさん待機しているので、迷う心配ないですよ~!
チーム券は試合のどのくらい前に行けばもらえる?

「チーム券は試合の何分前までにもらえばよい?」…というのは難しい質問ですね。
一般向けのチーム券が少ないチームや人気チームだと、試合開始1時間~30分前に予定枚数を配り終わってしまうことがあります。
また、土日は混雑しやすいです。
私の感覚だと…平日は試合開始30分前・土日は1時間前に行けば、チーム券が配布終了している可能性は少ないかな、という感じですね。
チーム券の座席はアルプス・外野・4階。選択不可

チーム券で入場できるエリアは主に3カ所です。
- アルプス席(後方の内野席)
- 外野席
- 4階席(3階席に見えるけど厳密には4階)
チーム券を頂く時に、エリアの指定は基本的にはできないのでご注意ください。
チーム券は指定席で、券に記載されている座席番号に座ります。
「どのエリアの座席が割り当てられるか」は券をもらわないとわかりませんが、先着順に①アルプス席→②外野席→③4階席の順番で配布されている印象がありました。
なるべく応援団の近くで観戦したい場合は、チーム券を早めにゲットするとよいでしょう。
複数人で観戦の場合は席が離れないように注意!

複数人でチーム券を使って観戦する場合は注意したい点があります。
チーム券は指定席のため、隣に座りたい場合はまとめて券をもらう必要があるということです。

たとえば友人と観戦予定の場合、「券もらって先に中に入っといて〜!私は後から券をもらって行くから!」という形にすると、友人がもらった券と自分がもらった券の指定席番号が離れた場所になってしまいます。
チーム券を配布するスタッフさんが「何名様ですか?」と尋ねてきます。この時にグループの人数を伝えて、座席番号が並んでいる券を頂きましょう。
チーム券での入場は時間がかかるので注意!

都市対抗野球のチーム券での入場は時間がかかることを頭に入れておきましょう。
チーム券を頂いた後、前の試合がまだ続いている場合は東京ドームの外で待機します。
都市対抗野球では1試合ごとに観客が完全入れ替えになります。
前の試合が終わったら、観客が全員退場するのを待たなければなりません。それから次の試合のチケット所有者が入場する形ですね。
さらに東京ドームでは荷物チェックがあります。

それに加えて、入場は回転ドアで一人ずつ(退場も回転ドア!)。
…これらの要素が重なって、都市対抗の入場には相当な時間がかかります!
試合前には入場するための長い列ができますが、早くドーム内に入りたい事情がなければ、列に並ぶのはおすすめしません。指定席なので席取り合戦もないですしね。
チーム券を確保したら、前の試合の進み具合を見ながら、ドーム近くのカフェや、ドーム周りのベンチなどでゆっくり待つのがよいでしょう。
前の試合の観客が出てくるタイミングだと、都市対抗らしく仕事の挨拶をする人たちがゲートに滞留してかなり混雑します。
スムーズに入場したい場合は、試合終了後15分くらい経過してからゲートへ行くのがおすすめです。
チーム券で入場したら応援参加を強要される?


チーム券で入場したら、そのチームの応援の声出しや振り付けを強制されるんじゃない?
…という疑問があるかもしれませんが、応援を強制されることはありません。
応援に来ている社員たちの応援熱も人によってそれぞれです。大人の空間です。
ただし、チーム券を頂いて入場している以上、最低限のマナーは必要だと考えます。私が「これだけはした方がよい」と考えるマナーを挙げておきます。
要するに「応援席の雰囲気をこわさない」ということですね。
応援したくないなら「入場料を払って他のエリアに入る」という選択肢があります。チーム券での入場を選んだことを忘れないようにしましょう。
チーム券で入れるエリアはマイク音量に注意

都市対抗の応援といえばマイクを使った応援が独特です。高校野球・大学野球だけでなくプロ野球にもない応援文化です。
このマイク応援が、応援席で聞くとすさまじい音量!

隣りの人と話をするのも難しいほどです
「大音量にさらされ続けると体調が悪くなる」という人もいますね。
座席に余裕がある試合では、マイク音量が少しやわらぐ外野席へ移動しても、咎められることはありません(指定席に戻るよう言われた場合は従いましょう)。
また、チーム券は応援舞台の近くから配布される傾向があり、チーム券を遅めにもらった方がマイク音量が小さい座席が回ってくる可能性が高くなります。
どうしてもツラい場合は、有料入場エリアに移動しましょう。
まとめ
チーム券は社会人野球独特のスタイル。都市対抗野球は高いレベルの野球を無料で観戦できる、かなりレアなコンテンツですね。
野球好きの方は、一度体験してみることをおすすめします!