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ハンター「11人いる(サイレントマジョリティー)」はどんな能力なの?

ハンター HUNTER×HUNTER
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ハンターの暗黒大陸編(カキン王位継承戦)を読んでいたら、いろいろ考察が止まらなくなってしまいました…。

やっぱり気になるのは「11人いる(サイレントマジョリティー)」の真犯人、ですよね~。

真犯人についても考えてみたいんですが、その前に、「11人いる」がどんな能力なのか、理解しておく必要がありますよね。

コミックスの中では、断片的にしか情報が提供されていないのですが、現在判明している情報から、「11人いる」がどのような能力なのか、まとめてみました。

ちなみにワタクシ、ハンターはコミックス派です。36巻までの情報で考察しています。

「11人いる」がどんな能力なのか、まずはザックリと。

「11人いる(サイレントマジョリティー)」は、具現化系・寄生型の能力だと推定されます。

能力者が使う武器として判明しているのが、吸血ヘビであるツチボッコと、ツチボッコに攻撃を指令する黒ぼっこ。どちらも具現化されたものです。

能力者以外の誰かに取り憑き(=寄生型)、その「憑かれた者」のオーラをエネルギー源として攻撃するため、「憑かれた者」が攻撃主に見えてしまいます。

そのため、本当の能力者が誰なのかバレにくい能力になっています。

だから「犯人は誰なのか?」という、ミステリー好きの人をかき立てる能力になっているんですよね~。

呪唇白蛇(ツチボッコ)について

「11人いる(サイレントマジョリティー)」で、最終的な攻撃を行うのは、具現化された吸血ヘビの「呪唇白蛇(ツチボッコ)」。

ツチボッコは4匹いて、1匹がひとりの人間の血を吸い尽くすのに44秒かかります。4匹が同時に1人の人間を襲うと、11秒で済みます。

1匹ずつ別の人間を襲うことも可能なので、同時に4人まで攻撃できます。

ツチボッコは具現化されたものなので、念能力を取得していない人にも見えます。

ツチボッコは「ツチノコ」と「倉ぼっこ」という妖怪を混ぜた名前かな?という感じがしますね。

座敷人形(黒ぼっこ)について

座敷人形(黒ぼっこ)は、おかっぱ姿の和服を着た少女のような人形です。

こちらも具現化されていますが、ツチボッコと違って、能力者本人と、「憑かれた者」にしか見えません

ツチボッコに攻撃開始の合図を送る役割を果たしますが、いつでも攻撃できるというわけではなく、ここまでの話を読む限り、「誰かがみんなの気を引いた時」が発動条件です。

ただし、「誰かがみんなの気を引いた時」が発動条件だと、トイレの個室で一人で襲われた被害者の説明ができないんですよね。

もしかしたら、発動条件は「誰もターゲットを見ていない時」で、その状況を作るために、誰か注目を集める人がいた方が都合がよいのかしれません。

ちなみに黒ぼっこの絵を見ると、ツチボッコたちは、この黒ぼっこの服の中に収納されているようです。

ツチボッコ攻撃の際、黒ぼっこの服の上半身四か所でヘビの目のようなものが光り、ツチボッコが攻撃している最中は、その箇所が空洞っぽくなっていました(35巻No.370『観察』より)

「憑かれた者」について

「憑かれた者」の存在は、サイレントマジョリティーが発動するための条件だと考えられます。

「憑かれた者」は座敷人形(黒ぼっこ)が見えるというのは、「オバケに取り憑かれて、霊感を得て、オバケが見えるようになってしまう」と考えるとわかりやすいかも。

「憑かれた者」についての推察

ここからは推察ですが、おそらくサイレントマジョリティーは、寄生型の念能力です。

寄生された人が「憑かれた者」と呼ばれ、なぜ「寄生」なのかというと、「憑かれた者」は強制的にオーラを引き出され、座敷人形(黒ぼっこ)を具現化してしまうのだと考えられます。

「寄生」とは、生物学の用語で、片方の生き物が、相手にはデメリットしかないのに、他の生き物を利用する生態のことです。ちなみに相手にもメリットがあれば「共存」となります。

「憑かれた者」は、勝手にオーラは取られて疲れるし(『疲れた者』とかけてたりして)、サイレントマジョリティーの犯人扱いされるしで、いい迷惑です。

ただし、もしかしたら「憑かれた者」は、ツチボッコの攻撃は受けないというメリットはあるかもしれません。まだ不明ですけど。

サイレントマジョリティの攻撃には射程圏がある

サイレントマジョリティーは、射程(ターゲット)が限定されることが判明しています。これも「制約」のひとつですかね?

犯人のモノローグから、ターゲットは10人にしぼられて、それ以外の人を攻撃できないことがわかっています。

ただ、この10人のしぼり方が、座敷人形から近い10人なのか、それとも「憑かれた者」からに近い10人なのかは不明です。

逆に考えると、「10人以上の人が存在する空間でしか発動できない」という制限もあるのかもしれません。

でも、その制限があると、これまたトイレの個室で襲われた被害者の説明ができないんですよね。これについては後述します。

強制解除されたら術者に呪いが返る

サイレントマジョリティーは、ここまで見てきたように「制限」が多い能力です。

その「制限」のひとつとして、「強制解除」というものがあります。

座敷人形を発動したあと、何らかの条件(まだ不明)で座敷人形が「強制解除」されてしまうことがあるようです。

で、「強制解除」されてしまった時に、まだツチボッコの攻撃が起こっていないと、「呪い」が能力者本人に返ってきてしまいます

おそらく能力者本人がツチボッコたちに吸血されてしまい、それは避けるのは不可能で、能力者の死を意味するのではないかと。

「強制解除」の条件を考察してみる

35巻では、第4王子私設兵のミュハンが、クラピカにケンカ腰でからむシーンがあるのですが、サイレントマジョリティの能力者の心の声は、こんな流れになります。

「途中退場するような輩はいないと思うが…」

「想定を超える馬鹿がいたな…」

「不測の事態で座敷人形が強制解除されると…」

ここ、気になっているところなんですが、「座敷人形を発動した部屋から誰かが退室すると座敷人形が強制解除されてしまう」という意味ですかね?

「ミュハンが暴れて退室を命じられる可能性がありそうだから、その前に攻撃をすませておこう…」という流れに見えるのですが。

で、翌日、自分の能力のジャマになりそうなミュハンを早めに始末した、という風に見えます。

サイレントマジョリティーは1014室でしか発動できない?

ここからは、まだ本作で判明していないのでわからないのですが、今までのところ、サイレントマジョリティーの被害者は、ワブル王子の部屋、1014室でしか出ていないですね。

これもまた能力発動のための「制限」なのか、犯人像に関係してくることなのか、わかりません。

気になるのは能力者のモノローグで、

主寝室を背にする形で講義を行う様子…ここまでこちらの想定通り…!!

という部分。

座敷人形(黒ぼっこ)を発動する位置を、既に1014室にマーキングしてあるのではないか?という思わせるようなセリフに感じます。それ以上はよくわかりませんが…。

ツチボッコは黒ぼっこなしで攻撃できるのか?

サイレントマジョリティーは、作中で4度発動しています。

念の講義中に発動した時は、黒ぼっこがツチボッコ攻撃のスイッチのような役割を果たしていますが、他の3度の攻撃は、周囲に目撃者がいないため、黒ぼっこが登場したかどうかはわかりません。

特にウッディーとミュハンは、トイレの個室で、1人の時に狙われているため、「座敷人形が発動し、誰かが皆の気をひいて、ツチボッコ攻撃」という流れは成立しないですよね。

このことから、座敷人形なしでも、条件次第ではツチボッコだけで攻撃ができる可能性が高いです。

逆に座敷人形を必要とするのは、「衆人環境で誰かを攻撃し、犯人が自分だとわからないようにしたい」という場面だけなのではないでしょうか。

まとめ 真犯人考察はまた別の記事で

というわけで、とりあえずコミックから読み取れる範囲で、なるべく自分の創作なしに、「11人いる(サイレントマジョリティー)」がどんな能力なのか、まとめてみました。

で、何のためにまとめたのかというと、やっぱり犯人が気になるからです(笑)。

今回の記事の考察をもとに、次はムボウにも「誰が犯人?」にせまってみたいと思います。

追記「誰が犯人?」の記事も書きました→ハンター「サイレントマジョリティー」の真犯人はセイコ王妃周辺説!

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