2020年の春のセンバツ高校野球に出場する32校が決定しました!
当ブログでは秋の段階で、センバツ出場校予想の記事を書いています。
センバツ出場校発表を受けて、21世紀枠以外の出場校決定の感想を書いてみます!
妥当すぎる選考は前年の反省!?
高校野球ファンのほとんどが、今年の出場校発表には驚いていることでしょう。しかも、例年とは逆の意味で!
選考会(&高野連)…ある程度みんなが納得できるような選考が、やればできるじゃん!
ハイ、そうですね。今年の選考はどの地区を見ても、画面を二度見してしまうような「えっ!?」という選考はありませんでした。
もちろん人によって細かい異論はあるとは思いますが、例年のように「Aが落ちてBが選出なのは納得できない!」ではなく、「Aが選ばれると思ったけどBという考えもありだな」という程度でしょう。
一番大きいのは、ここ数年感じていた「ボーダーラインにいる古豪でない私学常連校に対する冷遇」が今年は見られなかったことですね。
選考委員が大幅に入れ替えられたのか、前年にボーダーライン選考されたチームはほぼ初戦敗退した反省から戦力重視にしたのかはわかりませんが、個人的にはこの流れを続けてほしいなあと思います。
サプライズ選考があると、選ばれたチームがどうしても厳しい目で見られてしまいますからね…。
私が予想を外した2地区について
今回はかなり納得のいく選考でしたが、私が予想で外した2地区をかんたんに見てみます。
関東・東京
関東・東京の6枠目。私は西武台予想でしたが、選出されたのは花咲徳栄でした。
私が西武台を予想したのは、前年の東海大菅生、前々年の健大高崎と「ボーダーラインにいるチームで成績・戦力どちらを見ても最有力」と思われたチームが落選したため、「この流れで今年は花咲徳栄が涙をのむのでは?」と考えたからです。
しかし、今年は順調に花咲徳栄でしたね。
西武台は関東大会で優勝校にサヨナラ負けという惜敗でありながら、センバツに届かないのはかわいそうですが、埼玉県大会で花咲徳栄に負けているので、この選出は受け入れられるでしょう。
西武台は「なぜか打たれない左腕&シングル打ちだけど元気な打線」で、毎年夏に仕上げる大型チーム花咲徳栄より春のセンバツ向きのチームかなという気もありましたが、もちろん花咲徳栄でも納得です。
しかし補欠が、あの関東大会の結果で西武台より習志野が上ですか…。
習志野は潜在能力は高く感じられ、個人的にも好きなチームなんですが、昨年の横浜みたいに、試合結果より潜在能力を重視する選考は受け入れられにくいのでは…?
このラインが補欠選考でなく本選考だったら、去年みたいに議論になっただろうなあ。
北信越
北信越は2枠しかなく決勝が同県決勝の大差になったため、「逆転選出が起きるかな?」と思いましたが、準優勝校の日本航空石川が、優勝校の星稜と石川県2校で北信越枠を独占しました。
日本航空石川が「新鋭の常連私学」なのも、逆転選出されやすい原因になるのでは?という思いもあったのですが、今回は逆転は起きませんでした。
準決勝で星稜にコールド負けした佐久長聖は、日本航空ほどのスコア差ではありませんが、9回まで戦えばもっと点差が開く可能性もありますので、この選出は受け入れられるでしょう。
でも面白いなあと思ったのは、補欠1位がベスト4の佐久長聖ではなく、ベスト8で星稜でなく日本航空に、しかも接戦とは言えないスコアで負けている敦賀気比だということ。
監督さんがU18に帯同してチーム始動が遅れたというのもあるかもしれませんが、よっぽど力があるチームなのでしょうか…夏が楽しみな感じです。
ていうか前年夏のU18に帯同した監督さんのチームは、昨秋に早い段階で敗退する姿が目立ちました…。ちょっと気の毒でしたね。
まとめ
というわけで「やればできるじゃん、高野連さん!次からもこの調子でセンバツ選考をお願いします!」という2020年選抜出場校の感想でした。
もちろん万人が満場一致という選考結果はありえませんが、このくらい妥当な選考をしてもらえると、現場も高校野球ファンもおだやかな心持ちでいられますよね。
しばらくしたら、ゆるーく2020年選抜の展望予想などもしてみようと思います!