高校野球の神宮大会不要論を唱えているワタクシ、本当は神宮大会の入場券を購入して、神宮大会の運営に貢献してはいけないのでしょうが…観戦しに行ってしまいました!
だってだって、明徳義塾の馬淵監督を、東京で拝めるチャンスってあんまり無いんだもん…!
そういうわけで、私が神宮大会観戦に行った一番の目的は、中京の高橋投手目当てではなく、馬淵監督をご拝顔することであります!
試合は意外にも一方的な展開に
さて、明徳義塾と中京大中京の試合予想としては、
中京大中京が勝つ可能性が高いと思うけど展開はロースコアかな~
と思っていました。
ですが、蓋を開けてみると8-0の7回コールドで中京大中京が勝つという一方的な展開に。
四国大会を圧倒的に優勝した明徳が、馬淵マジックがマジモードでは炸裂しない神宮大会とはいえ、コールド負けを食らうとは…中京大中京の強さが際立ちましたね。
点差が開いた要因は…
この2つだと思います。
明徳のエラーが続いたのは人工芝の影響もありますが、中京打線の打球が速いということもあったように感じました。
中京大中京の雑感
さて。完勝の中京大中京。
間違いなく来春のセンバツでは、優勝候補の一角に挙げられるでしょう。
この試合で明徳打線が手も足も出なかった高橋投手は、148㎞ほどの速球を記録していました。
特筆すべきは球がただ速いのではなく、その速い球をコントロールできているということだと思います。
そして、中京大中京はこの高橋投手だけでなく、打線のレベルも高いです。
この日観戦した健大高崎、明豊、明徳義塾といったレベルの高い打線と比べても、打球の勢いが一味違う感じですね…。
さらに伝統的な華麗な堅守も健在ですし、スキのないチームだと感じました。
私は秋季関東大会で、中京と同じようにセンバツで優勝候補に挙げられるだろう東海大相模の試合を観戦していますが、東海大相模とくらべると、長打力は相模が上ですが、投攻守のまとまりでは中京が上かなと感じました。
まだ若い監督さんが、そろそろ甲子園での勝ち方を身につけたとしたら…春の愛知県勢連覇もあるかもしれませんね。
明徳義塾の雑感
明徳義塾の方は、絶対的エースの新地が先発しなかったので、この試合だけで力量をはかるのは難しいかなと思いました。
新地投手はコールド試合を回避すべく、最後に登板しましたが、中京打線にはしっかり捉えられてしまいました。
ただ、この試合に関しては、中京打線をほめるしかないという感じですね。
一冬越して、どれだけスケールアップできるか楽しみにしたいと思います。
私はこういうコントロール重視型の技巧派左腕って大好きなんですよね!
守備の6失策には驚きましたが、まあ、守備に不安があるチームという感じには見えなかったですね。センバツまでにはしっかり修正できると思います。
打線は、高橋投手に手も足も出ない感じでしたが、神宮大会ということもあってか、セーフティバントや足で揺さぶる攻撃はありませんでした。
明徳のようなチームの力量を、神宮大会のような何が何でも勝ちに行くわけではない試合ではかるのは難しいですね。
センバツではやはり新地投手にかかってくる部分が大きいとは思いますが、中京のような大型チームと当たっても、くらいついて行けるチーム力を冬の間に高めていってほしいです!
まとめ
神宮大会で中京大中京が8-0(7回コールと)で明徳義塾に勝った試合の感想でした。
とにかく中京大中京は、センバツの優勝候補と呼んでも差し支えないような大型チームです。
来春のセンバツは中京や東海大相模だけでなく、近畿地区の強豪も強そうで面白くなりそうですが、明徳のような試合巧者がかき回す展開も期待してますよ!