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高校野球に申告敬遠は反対!理由は試合の「間」が抜けるから

野球 高校野球
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今日はテレビで侍ジャパンU23の試合があったので、流していました。

高校野球は見るけど、プロ野球はほとんど見ない私。

松尾や安田、西巻など、甲子園で活躍した選手を久しぶりに見て、

みんなプロに入って成長したなあー!

と、楽しんでいました。

高校野球の試合と大きく違うのは、「申告敬遠」があったこと。

あれ?ほんの数秒目を離しただけなのに、ランナーが増えている!

という場面があったのですが、その解答は「申告敬遠」でした。

東京五輪を前にして、日本野球を国際ルールに近づけようと、高校野球でもタイブレークや、投手の投球制限の議論などの動きが出てきています。

時々この「申告敬遠」も、高校野球に導入するかどうかで議論されますね。

高校野球に申告敬遠だけは反対ッ!

私は、

タイブレーク導入は別にいいよ。高校野球がいつか木製バットになるのも仕方ないかもね。投球制限も時代の流れだし、少なくとも議論は必要だよね。

と、自分では頭がやわらかい高校野球ファンのつもりです(笑)。

しかし、「絶対ヤダ!」と思っているのが、この「申告敬遠」の導入なんです。

もともと「ヤダ!」と思っていましたが、U23の試合で「申告敬遠」の場面を見て、この「ヤダ!」の気持ちはさらに強まりました。

申告敬遠は試合の流れを間の抜けたものにしてしまう

野球のスコアボード

私が見たU23の試合は、僅差のスコアで競っていて、選手たちもまだルーキーに近くて初々しさがあり、緊張感のあるゲームでした。

基本的に私は「緊張感」という言葉に置き換えられるような、野球の試合の「流れ」とか「間」が好きです。

プロ野球をあまり見ないのは、プロ野球の試合の「流れ」「間」が、自分の好みでないのが大きいです。

U23の試合は、私の好きなリズムで流れていたので楽しんでいたのですが、その「流れ」をぶった切ったのが「申告敬遠」。

「え?何?」という感じで試合が止まり、その止まった時間の中、1塁へと義務のように歩いて行く選手を見ているときの所在なさ。まさしく「間の抜けた時間」です。

それって普通の敬遠でも同じじゃない?

と、思う方もいるでしょう。

でも私にとっては大きく違います。

敬遠は完全に作戦の場合もあれば、相手打者との力関係で勝負を避ける場合もあります。

もちろん、敬遠の理由がどちらかだなんて明言はしません。

何らかの思いを背負って、ホームに4球のボール球を投げている投手の姿、打者から遠い位置でミットを構えている捕手の姿。

そして、1球でも失投でストライクが来たならば、決して逃さないように、敬遠の場面でも集中している一流のバッター(松井秀喜がまさにそうでしたね)。

何が言いたいかといいますと、ホームベースに4球のボールを投げる敬遠には、不思議な緊張感があり、試合の流れを壊さないと思うんですよね。

申告敬遠が採用されると敬遠拒否がなくなる!?

結局、申告敬遠がイヤなのは、好みの問題なの?

ハイ、そうです。私の好みの問題です。

ついでにもう一つ好みの問題をあげておきますと、「申告敬遠」が採用されると、高校野球でまれに起こる「ベンチの敬遠指示を拒否」なんてことがなくなるでしょう。

指導者との上下関係がきっちりしている高校野球では、「ベンチの敬遠指示を拒否」はあまり起こらないのですが、勝負したい気持ちが強くて、「敬遠指示」→「クサイ所をついて勝負」と、投手、もしくはバッテリーがベンチの指示を脳内変換してしまうことは時々起こります。

後から監督や選手の談話で判明することですけどね。

こういう脳内変換って、結果が凶と出た場合は、監督・選手双方とも悔やみきれないプレーになるのでしょうが、気楽に観戦している側にとっては、「人間がプレーしている面白さ」なんですよね。

この微妙なボタンの掛け違いも、申告敬遠が採用されればなくなるでしょうね。

もちろん現場からしてみれば、なくなった方がよいのは百も承知なんですけど、「それが野球の面白さだよなあ~」という気持ちを捨てきれない私がいます。

まとめ

というわけで、私の「高校野球に申告敬遠反対論」は、完全に好みの話でありました。

現場の監督や選手は、どう思っているのでしょうね。

ちなみにですが、万が一でも「申告敬遠」を採用することになったら、平等に「申告三振」も採用しては?と思います。

投手がサッサとベンチに帰りたかったり、バントもできないような打者に代打が送れない場合のゲッツー防止策だったり、「申告三振」も需要ありそうじゃないですか?

でもやっぱり、出塁とかアウトとかは、口で申告するものではなく、実際にプレーするものだと思うなあ。だってスポーツですもん。

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