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甲子園オタクが語る夏の甲子園優勝校を予想する方法!

野球ボール 高校野球
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私が高校野球好きであることを知っている職場の上司に、

知人と高校野球の予想ゲームをするんだけど、どこが強いか教えてもらえる?

と、聞かれました。

今年(2018年の話)は、ずば抜けた優勝候補があるので、一択ですよ。

と答えると、

そんなのつまらない!当てたら『おっ!』となりそうなチームを教えて!

と返ってきました。

そこで、「私ならココを見ますよ」と答えたポイントを、覚書としてまとめておきました。

二回戦から登場のチームを選ぶ

ひまわり

夏の甲子園を前提としますが、夏の甲子園出場校は、きれいなトーナメントを作れる数ではないため、二回戦からの登場となる高校が出てきます。

最近の夏は、以前の夏とくらべて暑さが半端ないため、一試合でも少ないと、チームの体力が温存できて有利です

2017年はベスト4のうち半分が二回戦から登場したチーム、2016年は二回戦組がベスト4を独占、2015年は二回戦組がベストの4の半分…となっています。

ちなみに、二回戦から登場するチーム数は15チームで、全出場チームの3割程度。

この数字を見ると、やはり二回戦から登場するチームが有利ですね。

追記 この記事を書いた後に大会が終わった2018年は、二回戦から登場したチームは1校もベスト4に残りませんでした。

ちなみに優勝校となると、実は二回戦から登場したチームの優勝確率はそれほど高くなく、2017年までの10年間で3校…つまり、数字通り3割です。

前年の夏の甲子園でベスト4以上の高校は避ける

甲子園では、「春夏連覇より夏連覇の方が難しい」というのが定説です。

同じ年度のチームで戦う春夏連覇より、チームメンバーの入れ替えがある夏連覇の方が難しいのは当然なのですが、もう一つ理由があります。

夏の甲子園で優勝すると、8月後半までずっと3年生主体のチームが戦うため、次の2年生主体のチームの発足が遅れます

それに加えて、地元のテレビ出演や祝賀会・取材などで引っ張りだこになり、さらに新体制スタートは遅れてしまいます。

結局、他のチームよりもチーム作りが1ヶ月弱ほど遅れてしまい、前年よりそれほど弱くも見えないのに、最後までチームが上昇気流に乗れないというパターンは少なくありません。

二年生で夏制覇した高橋光成投手が、激戦群馬とは言え、春も夏も甲子園に帰ってこれないとは思いませんでした…。

「新チーム発足の遅れ」の影響が強く出るのは、私の感覚では、前年の夏の甲子園でベスト4以上のチームです。

ただし、前年のチームがスタメンに下級生が多いチームであれば、チームを大きく作り変える必要はないため、このハンデは大きくありません。

ここ5年くらいで甲子園出場回数が多いチームを選ぶ

最近の夏の甲子園優勝校の傾向として、「いきなり優勝」が少なくなっています。

何が言いたいかといいますと…

  • 2018年大阪桐蔭…4季連続の甲子園で優勝
  • 2017年花咲徳栄…3年連続の甲子園で優勝
  • 2016年作新学院…6年連続の甲子園で優勝
  • 2015年東海大相模…2年連続の甲子園で優勝

つまり、監督も選手たちも、甲子園慣れしている高校が優勝する傾向があるのです。

まあ、これはわかりますよね。甲子園というのは特殊な舞台。直接の経験があるかどうかは、戦う上で大きいです。

とはいえ、この条件は、上の「前年夏の甲子園上位進出校の優勝予想を避ける」という条件と矛盾します。

前年夏に甲子園で上位まで勝ち進むと、甲子園経験値はグンと上がりますからね。ここらへんは、予想の匙加減がむずかしいところです。

私の感覚としては、二年生が「甲子園で悔しい負け方をした、もしくはそれを間近で見ていた」チームが、翌年強くなる感じがありますね。

17年の花咲徳栄、15年の東海大相模はまさにそんな感じです。

監督采配が安定しているチームを選ぶ

優勝校を手堅く当てに行くなら、監督采配が安定しているチームをおすすめします。

ここで「安定」というのは、具体的には以下になります。

  • チームの勝ちパターンが作り上げられている
  • 守備位置や打順が、ある程度固定されている
  • 投手先発がローテ通り、もしくは試合の中で起用する順番がある程度決まっている

ここ数年の優勝チームは、比較的、固定されたメンバーで戦っています。

メンバーが固定されているということは、トリッキーな選手起用が裏目に出るという可能性が低いということ。

ベンチ入りメンバーが豪華すぎる場合、スタメンに不調があると、打順や守備位置の変更が頻繁に行われ、かえって戦い方が不安定になることがあります。

不調の選手も、固定して使い続けるチームの方が結果を残しているのが、最近の傾向かなあと感じます。

もちろん、これは結果論ですけどね。

当てること最優先なら本命がやはり確率が高い

ダーツ

さて、ここまで熱く語りましたが、当てることを最優先にするなら、やはりスポーツ新聞や高校野球雑誌が「優勝候補」と呼ぶ、本命を予想するのが、当たる確率は高いです。

もちろん、大本命が負けることがあるのが高校野球。

それでも、2010年の興南、2012年の大阪桐蔭、2015年の東海大相模、2018年の大阪桐蔭と、大本命が優勝していることを考えると、大本命が優勝する確率は、低くはないと言えます。

でも、私の上司みたいに、「本命で当ててもおもしろくない!」という気持ちもわかります(笑)。

そういう方は、ぜひ、ここまで熱く語ったことを参考にしていただければと思います。

まとめと余談

最後に、高校野球で本命以外の優勝を予想する場合、チェックしたい条件をまとめておきます。

  • 二回戦から登場の高校は有利
  • 前年度夏の上位進出校の予想は慎重に
  • ここ数年の甲子園出場回数が多いチームがおすすめ
  • 監督采配が安定しているかどうかをチェック

ちなみに私自身は、毎年、優勝校予想はしないようにしています。

予想をしちゃうと、勝ち進むと予想した高校を応援せざるを得なくなって、あとから気に入ったチームを応援しにくくなるんですよね。

そんなわけで、今年も、予想抜きで高校野球を楽しみたいと思います!

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