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ハンター38巻のザックリ感想!ツェリードニヒにお友達がいた…

HUNTER×HUNTER
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HUNTER×HUNTERの最新刊、38巻。

4時間かけてゆっくり読んで、何とか95%くらいは理解できたので、ザックリとした感想を!

旅団は何でヒソカを見つけられないんだよ?

38巻では、シュウ=ウ一家の念能力者コンビ、ザクロ&リンチがヒソカを発見したわけですが…

…何で旅団は自力でヒソカを見つけられないのでしょーかっ?

たしかカルトは人探しの能力を持っていたし(GI編でほのめかしていた)、団長の本の中に人探しの能力くらいありそうなものなのに…。

旅団特攻グループのノブナガたち3人は、探索能力があるわけではないので、ヒソカを探してもらう代わりにマフィアに協力しているのでしょうが、他のメンツは何してるんでしょうねえ…。

あと今までのヒソカだったら、ザクロ&リンチにも娯楽気分でトドメを刺しそうなものですけどね。ヒソカの性格も丸くなってきた気がするなあ…。

ツェリードニヒに「良いトコもある」のは確実かも

第4王子ツェリードニヒは、極悪非道人間として描かれてきました。

その反面、第5王子ツベッパが少なくとも上3人よりはマシと考えて共闘を持ちかけたり、人格者第9王子ハルケンブルグが尊敬しているなどという謎の描写がいくつかありました。

「もしや良いトコもあるのか、特定の人の前では良い子ぶっているのか…」と思っていましたが、38巻に登場した王立軍学校4期(おそらく第4王子と同期)たちの登場で、「ツェリードニヒには良いトコもある」は確実っぽいですね。

彼らの口ぶり(=あの性質にも生まれついちまった)を見ると、「もともとは良い奴だったのが変わった」のではなく、「基本は極悪非道だが良いトコもある」くらいなのでしょう。

その「良いトコ」が表れたのが37巻で倒れたテータを心配そうに見ている表情なのでしょうね。

特に王子を「アイツ」呼ばわりしているオトシンは、今度の展開のカギを握りそうです。

この王立軍学校4期の人々、何だか「進撃の巨人」の兵団っぽい雰囲気がありませんか?ドイツとか北欧っぽい名前の人が多いからかもしれませんが。

私は、母ウンマが下位王子を監視する王妃兵を、第1王子ベンジャミンの私設兵とチェンジしてOKと考えることから、ツェリードニヒは母親に愛されていなくて、それが性格をねじまげたのではないか…?と推察しております。

エイ=イ一家はある意味「演技していない旅団」

ヒソカも旅団も丸くなり、第4王子も「良いトコありそう」になった今、暗黒大陸編の最大の悪役となっているのがエイ=イ一家です。

冨樫先生が描くのをお得意とする快楽犯罪集団。

ヒソカも第4王子も快楽犯罪タイプではあるんですが、エイ=イ一家にくらべるとずっと人間味があるように描かれていますよね。

私は冨樫先生が描く悪役って嫌いじゃないことが多いんですが、エイ=イ一家は潔いくらい魅力の少ない集団として描かれている気がします。

全員「①快楽犯罪好き②モレナに忠実③人を馬鹿にしたような話し方」という共通点で、あまり個性が感じられない。

でも実は旅団はこういう「犯罪を心から楽しむ集団」を演じようとしたのかな…と思ったりします。

旅団が「悪役を演じている」という過去が明らかになってからは、ヨークシン編でフランクリンが笑いながら念のマシンガンをぶっ放したりしたのも演技なのかもしれないなあ…と。

何せ複雑なハンターの物語ですから、このまますんなりとエイ=イ一家と旅団がぶつかるとも限りませんが、もしそうなったら「根っからの悪役」VS「演じている悪役」の対決となるわけですね。

戦力的には旅団が上なのでしょうが、冨樫先生がどのように描くのか興味津々です。

旅団の過去編、私にはイマイチだった…

38巻最大のエピソードは、「旅団の過去編」でしょう。

私はハンターでは旅団好きなのですが…結構「泣いた」と評判のこのエピソード…大きな声では言いにくいものがありますが、イマイチだったかなあ…。

旅団結成の理由自体は非常に納得感がありました。「幼なじみの復讐&流星街を小悪党たちに蹂躙されないために自分たちが大悪党になる」…なるほど、そうだったのか…と。

「クロロは団長という役割を演じているのでは?」と考える人は昔から多かったですが、大当たりでしたね。前身が本当に劇団だったというのは衝撃でしたが。団長が北島マヤだったのも衝撃だけど。

そうですね、大筋のストーリーは納得なんですよ。

何がイマイチかというと、「(シーラをのぞく)幼なじみがみんなスゴイ念能力者になるのが非現実的」とか、「流星街での生活が想像していたほど過酷でない(ジャイロの方がずっと過酷)」とか、「結成の際にメンバーが一気に森から出てくるのが何だか…」とか、ディティールが問題で…。

大筋のストーリーは納得なのに、描き方がちょっと残念でしたね。

ディティールは描かず、断片的なエピソードでおおよそのストーリーが推測できる…という描き方の方が個人的には嬉しかったかもです。

38巻では「クラピカ追憶編(0巻)」に登場したシーラが、流星街出身であることが明かされました。旅団のクルタ族襲撃が復讐である可能性が高まった気がしますね。別記事で考察してみました。

フウゲツの異変は心当たりありすぎ

カチョウ姉ちゃん大好きの私はフウゲツちゃんを応援したいのですが…フウゲツちゃんヤバイですね。

フウゲツが何かにとりつかれたような状態になっている原因は、心当たり多すぎて特定できない感じです。

  • 第2王子の「ヨモツヘグイ」による呪詛
  • 第1王子私設兵でフウゲツをマークしていたウショウヒの攻撃の後遺症
  • 誰かの念獣
  • 外に出て継承戦を脱落しようとしたのはカチョウもフウゲツも同じ。フウゲツは即死をまぬがれただけで罰がジワジワ来ている
  • サイレントマジョリティ関係
  • 霊のカチョウ姉ちゃんを維持するためのオーラ消費による衰弱

センリツは早急にカチョウを救うためにクラピカにすべてを伝えるようなので、クラピカさんがこの謎を解いてくれるでしょう。

でもセンリツといいハンゾーといい、護衛している王子に情がうつりすぎているような…。クラピカとの約束覚えてないわけではないだろうけど。

「サイレントマジョリティ関係」という可能性があると考えるのは、クラピカに話が伝わることで、1014室で暴れている「11人いる(サイレントマジョリティ)」に何か進展があるかも?という気が少しだけあるからです。

「11人いる」の犯人を、私はセイコ王妃周辺の者ではないか?と踏んでおります。

能力発動中に何か不測の事態があって、カチョウに被害が及んでいる可能性もありそう…

第5王子のロンギは念能力者→これでヒュリコフ説はハズレ?

最後のページに重要な情報がアッサリと書かれていましたが、1014室の念能力講習会に集まっている中で、第5王子の私設兵であるロンギは念能力者だと自分でクラピカに伝えておりました。

めっちゃビックリですよね。私設兵長のマオールは念能力者でなかったですし、何より念について知らない感じ…演技ではなさそうですものね。

これでヒュリコフの言っていた隠れ念能力者は4人すべて出ましたが、ロンギ以外は自分が念を使える状態であることも知らなかった3人。

そうすると、ヒュリコフは「11人いる」の術者をその3人以外の隠れ念能力者=ロンギだと推測していましたが…ロンギさんっぽくないですよねえ…。

ロンギがクラピカと話した内容は不明なので、実はロンギが「11人いる」の術者で、1014号室での殺害は全部仕方なかったんですよみたいな話だった可能性もありますが、クラピカがアッサリ「承認する」とか言ってるし、普通にビルも一緒に話を聞いてるし、さすがに違うかなと…。

ただロンギさんは「との契約」って言ってますね。クラピカは「第5王子の協力者になろう」と返しているので、ロンギとクラピカの個人契約ではなさそうですが…。

まあ、あの1コマだけでいろいろ推測するのは無理があるので、次のお話を待ちたいですね!

しかしクラピカ…だんだんツェリードニヒに近づいてきましたね…。ツベッパはツェリードニヒと共闘すると言っていましたが、果たしてどうなる…?

まとめ

というわけで、とりとめもなく38巻の感想でした。

いやー、難しいけど面白い。ちょっと船の1層~5層の違いとか頭から抜けちゃってるんですけど、また前の巻を読み直して復習しようっと。

理解度は95%と書きましたが、少しよくわからない所もまだあります。フェイタンが「ノブナガ敵に惚れすぎ」って言ってましけど、ノブナガが惚れてるのってヒンリギじゃないの?ウは敵じゃないよね?

イにノブナガが惚れそうな人物いなかったんだけど…。まさか味方のダメージを吸収するからって「Damage」の術者に惚れたの?「お前はわかったからもういいわ…」とか言っていたから興味なさそうに思えましたが…。

あと覚えにくいと思っていたカキンマフィアの組名ですが、つなげると「シュウエイシャ」なんですね…やっと気づいた。気づいたらしっかり覚えられました!

お話の続きはいつもの通り、気長に待ちたいと思います~!

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