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履正社と和智弁コールド負け…秋季近畿大会の「消化試合」を考える

高校野球
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2018年秋季高校野球大会の各地区大会が終了し、2019年のセンバツに出てくるチームの顔ぶれが、おぼろげに見えてきましたね。

神宮大会が終了したら、このブログでも選考予想をやってみようかなと考えています。

その前に、ちょっと書いておきたい記事が。

タイトルの通り、近畿大会の準決勝の話です。

履正社と智弁和歌山の大差負け自体は不思議なことではない

今年の秋の近畿大会は、準決勝で、強豪の履正社と智弁和歌山がコールド負けして、少々ネットがざわつきました。

ぽこ
ぽこ

コールド負けは確かにびっくりだけど、騒ぐほどのこと?

と、思いましたが、この両校が大差で敗退したことで、選考が難しくなった人気チームがあったんですよね。

ネットではそのチームを選抜に出さないためにわざと負けたのでは?なんて陰謀論が出てましたが、さすがにそれはないです。

選抜高校野球は地区対抗という側面があって、自分が所属する地区からは、なるべく強いチームが出た方が、長い目で見ると自分たちのメリットになります(選抜大会での成績は出場枠に影響するため)。

また、今年の秋季大会では、全国でも屈指の実力を持つと言われている横浜や創志学園が、地区大会でコールド負けしています。

秋はまだチームが未熟なので、強豪校でも流れが悪い試合を立て直せず、大差コールドで敗退することはあります。

しかし、近畿大会の準決勝以降の試合は、どうしてもこのような「陰謀論」が出てきやすい側面があるのです。

秋季近畿大会の準決勝以降は消化試合?

近畿の選抜高校野球出場枠は6。

大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫・和歌山の6府県で6枠です。

選抜出場校は49都道府県に対し32校で、しかもその中には21世紀枠3校もあるので、1府県につき1代表校というのは、破格に多い数字です。

近畿代表は強いですし、地元という(大人の)事情もありますし、6枠は多いけど妥当な数字だと思います。

しかし、この枠の多さが、秋季近畿大会の準決勝以降を、「消化試合」にしてしまっている側面があります。

6枠もあれば、ベスト4に入れば、よっぽどのことがない限り「センバツ当確」です。

桜

センバツ行きを決めた後はどうなるかというと、準決勝以降で当たるのはセンバツでも当たるかもしれない相手

…私が監督だったら、主戦投手は投げさせないですね。わざわざ球筋見せる必要ないですもんね。

センバツで使う予定の投手ではなく、経験を積ませたい投手、実践でテストしたい投手を登板させます。

決して試合の勝ち負けを放棄はしませんが、甲子園で状況としてあり得る、「エースが投げられない試合をどう勝つか?」というテーマの試合にします。

エースが登板回避して負けた試合は采配が批判されがちですが、こういった批判は控えるべきでしょう。高校野球ファンが、現場が複数投手制へとシフトしづらい雰囲気を作ってしまうのは、元も子もないです。

また、怪我をおして出場している選手や、体調面で不安がある選手も休ませます。本番は来年の春ですからね。

そういうわけで、近畿大会準決勝以降で、センバツ当確チームが主力をひっこめるのは、理にかなっています。

逆に神宮大会に出たいとか、近畿大会優勝のタイトルを取っておきたいなど、準決勝以降にも目標があるチームは、これまで通りの戦い方をするでしょう。

念のため書いておきますが、2018年秋季近畿大会の裏事情がこうだと言っているわけではありません。一般論として読んでいただければと思います。

近畿大会終盤の「消化試合」をなくすには?

野球ボール

私は、こういった大人の事情といいますか、チーム同士の腹の探り合いといいますか、高校野球文化が熟成している近畿ならではという感じで、「これはこれでいいのでは?」と思っています。

今回のケースは、準々決勝で敗退した人気チームのファンの中に憤っている方がいて、気持ちはわかりますが、センバツ甲子園の出場は地区大会準々決勝で敗退したらオシマイというのが原則です。

近畿(&関東)は「準々決勝で敗退してもセンバツに出られるラッキーなケースがある」だけで、他の地区からしてみると「ゼイタクな話」なのです。

ぽこ
ぽこ

機動破壊好きの私、2018年センバツの関東地区の選考で健大高崎が落選したのはビックリ&ガッカリしましたし、陰謀論もちらつきましたが(オイ!)、「準々決勝で負けたんだから文句言えないな…」って感じでした。

とはいえ、「高校野球に消化試合はそぐわない」という考え方にも一理はあると感じます。

秋季近畿大会の準決勝以降を、もっと緊張感のあるものにする方策は、いくつかあると思います。

思いついた順に、ちょっと乱暴な策もありますが、書いてみます。

近畿を2つに分けたらどう?

まず、近畿大会を2つに分けて、3枠ずつ振り分けてみるのはどうでしょう?

決勝だけはやや消化試合になりますが、それはどこの地区も同じです。

準決勝では大敗したらセンバツが危うくなるので、準決勝まで譲れない試合が続きます。

いっそ大阪は別枠にしたらどう?

最近は大阪桐蔭と履正社の二強がすごすぎて、大阪の強さがとんでもないことになっています。

東京みたいに大阪だけ別開催するのもアリではないでしょうか?

大阪は2枠。他の近畿は5府県で4枠。関東・東京みたいに1枠は浮動枠にしてもいいですけどね。

ただ現状では、大阪桐蔭・履正社の二強ってのが、大阪別開催の根拠としては弱いかなあ…。

ぽこ
ぽこ

東京は大阪ほど強いチームはない代わりに、甲子園中堅レベルのチームが複数あるんですよね。

PL・上宮・近大付・北陽が軒並み強かった時代のように、二強に続く、ナンバー3、4あたりのチームが出てくれば、大阪別開催もありなんじゃないかなあ。

しかし、「神奈川も!」「愛知も!」となって、収集つかなくなるか…。

滋賀か和歌山が枠ごと隣の東海地区に移るのはどう?

これ、自分で書いておいて絶対ないと思いますが、滋賀か和歌山が、お隣の東海大会に枠ごとお引越しするのはいかがでしょう?

5枠になると、ちょうど関東がそうなんですけど、準決勝まで進んでもその後の戦い方次第で出場が危なくなる可能性もあるので、緊張感のある試合になります。

「山梨も関東大会に出てるんだし、アリなんじゃない?」と思いますが、まあこれは机上の空論、タワゴトでした。

近畿枠は4枠に減らし、他の地区も枠を減らして、浮動枠をいっぱい作る

これは我ながら良案だと思いますが、思い切って近畿は固定枠を4にします。

そして、他の地区も固定枠は現状からマイナス1~2にします。

強い地区は毎年違いますから、秋季大会の戦いぶりや戦力、あと神宮大会での結果も考慮しながら、浮動枠をその都度、各地区に振り分けると。ナイスアイディアじゃないですか!

しかし、

こんな難しい議論、誰がまとめるの?

という難題がありました。良案じゃなかった。失礼しました。

試合内容を重視した選考を明確にする

最後はつまんない案だけど、コレしかないですね~。

選考は「成績」と「試合内容」を同じくらい重視する

極論言えば、片方の山に強いチームが集中して、接戦・死闘続きでチーム力を試合の中で発揮しながら敗退したチームが多ければ、そのチームを「試合内容」で救済する。

もちろん、これは今までの選考でも行われてきましたが、「今まで以上に試合内容を重視するからね」というお達しがあればどうでしょうか。

ちょっと抽象的な案ですし、今までとあまり変わらないと言えば変わらないのですが、現実的な案はコレくらいかなあ。

まとめ

コスモス

というわけで、「秋季近畿大会の準決勝以降が消化試合になる問題」について、考えてみました。

個人的には上にも書いた通り、近畿地区の一筋縄ではいかないような監督たちが、腹の探り合いをするのは嫌いじゃないんですけどね。

ただ、高校野球人気も上がり続けていて、陰謀論が出やすい素地はない方がよいので、高野連が取り組んでみてもよい問題かもしれません。

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