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2023年センバツ出場校決定を見た感想!いきなり打力重視!?

高校野球
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2023年のセンバツ出場校が発表されました。

前年の聖隷クリストファー落選が物議を醸したことで、新しいガイドラインができて初めての選考会でした。

出場校決定を見た感想をザックリと書いていきます。

当ブログの予想は30勝2敗

私が出場校予想した記事はこちらです。

昨年と一昨年は1校しか外さなかったので、今回は自分的には結構外したなあ…と思います。

自信がなかったのは中国・四国の高知or鳴門だけだったのですが、ココが的中したのに、関東・東京と近畿で外しました。

まあ、関東・東京の二松学舎は可能性有りと思っていましたが、近畿はちょっと驚きました。

このあたりの外した地域を中心に見ていこうと思います。

近畿の選考は県順位優先しなくなるメッセージ?

近畿の選考は今まで独自路線で、府県順位が高いチームが優先され、地域性はあまり問題にされない傾向がありました。

「府県3位のチームは2勝がノルマ」とチマタでは思われていて(智弁和歌山の中谷監督も言ってた)、2022年の近江(県3位)が地域性で有利なのに落選したのはこの流れに見えました。

今年の準々決勝敗退校4校のうち、社だけが県3位で(他は県2位)失点も多く、近江と比べて地域性の優位もないため、落選するのは社かなと思ったんですけどね。

選考会の説明だと、社が選ばれて高田商が落選したのは「地域性を俎上に乗せる以前の比較」ということで、ぶっちゃけ「社の方が強い」という評価。実力選考したということになります。

ただ…私は、この「実力選考」には疑問がありまして…。

「実力」を持ち出すなら、兵庫大会で社に勝っている神戸国際の方が強いと考える人が多いでしょうし、結果に表れないポテンシャルを重要視すると際限なくなると思うんですよね。

ポテンシャルとしての実力は、地域性とか全てをくらべた上で差がない場合に、最後に持ち出す方がよいのではないかと思います。

また、社は天理相手に打ち勝った打力が評価されていますが、準々決勝で智弁和歌山相手に完封されていることは評価を落とさないというのは…落選した方は納得できますかね?

高田商は社に負けた天理に県大会で負けていますが、これも言い出したらキリがなく、高田商に負けた乙訓に負けた京都国際に負けた平安がセンバツに出るわけですからね。

奈良は最近、天理と智弁学園以外の甲子園出場が難しくなっていることを踏まえても、今回は高田商でよかったんじゃないかな…というのが個人的な考えです。社の選出が理不尽とまでは思わないですけどね。

いずれにせよ来年以降の選出に向けて頭に入れておきたいのが、「府県3位は2勝がノルマ」が今回は崩れたことです。

近畿の選考会が重視してきた府県順位が、もしかしたら今後はそれほど大事な要素でなくなってくるかもしれません。

横浜落選の「本当の」理由を考えてしまう…

もう一校、当ブログが予想を外したのは関東・東京の最終枠です。

まあ、こちらは二松が選ばれる可能性もあると思っていました。

今回は関東が一枠増えて5枠になったので、関東5・東京2という21世紀枠導入以前の枠数が既定路線になるかもしれないというのはありました。

ですが、選考理由の説明は、こちらも「総合力」…つまり実力選考ですか…。

うーん、関東大会も東京大会も現地観戦した私の感覚だと、横浜の方が二松より強いとは思わなかったですが、互角というイメージでしたけどね。

横浜は関東大会で激戦パートに入ってしまい、二松は東京大会の勝ち上がりが比較的楽なパートだったため、数字が二松の方が上になるのは仕方ない気もするのですが。

二松の選出自体はありだと思いますが、ここは説明が「地域性」でよかったんじゃないかと思います。

今回は21世紀枠も関東のチームが選ばれているので、「関東7校ではバランスが悪いため今回は東京」という説明で、普通に納得できますけどね。

近畿も関東も「実力選考」という説明になりました。

昨年の聖隷クリストファーの時も思いましたが、「実力選考」という基準は主観的であいまいなものなので、あまり使わない方がよい言葉なのでは?と思います。

あと、ここからは個人ブログだから書ける無責任なことではありますが、今回の横浜の落選は、今まで横浜が当落線上で選出されることが多かったことと無関係ではないのでは…という気もしています。

今回は横浜の方が有利そうな状況で落選させることで、今までの優遇との帳尻を合わせたような…。

関東・東京の選考委員長が現職と交代する前に、センバツ選考で優遇されていると噂されていたのが横浜と日大三ですが(それを理由に今回日大三を予想する人も存在した)、それは今後はなくなるのではないか…なんて思っています。

まとめ

以上、ざっくりとした32校発表の感想でした。

例年にくらべて、21世紀枠と一般枠が相互に作用したという印象はありますね。

氷見は北信越の枠を福井が独占する代わりに選ばれると思っていましたし、鳴門や横浜の落選に、21世紀枠選出校の存在が少しは影響したんじゃないかな…と感じます。

今回の選考は「実力選考」という理由説明に対する疑問はありますが、2022年や2019年にくらべると、それほど物議は醸さない…つまり考え方の違いはあってもそれはアリかな?くらいの選考に落ち着いたかなと思います。

来年以降の選考に向けて今回頭に留めておきたいことは2つ。

  1. 「地域性」はそれほど重視されなかった
  2. 例年にくらべて投手・守備力より攻撃力が重視された

これが来年以降も続くのか、見ていきたいなと思います。

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