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2019年選抜出場校決定の感想!サプライズ選出は炎上商法…?

桜 高校野球
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2019年の選抜出場32校が決定しました。

私は予想を3校外しました。でも中国・四国地方は富岡西の21世紀枠が関係するので外したうちに入らないかな?

ま~今年も、むしろ炎上商法!?と思うような選考もありましたが(苦笑)、何せ選考基準があいまいですのでね→2018年の大会要項

とりあえず出場校決定後の雑感を書いてみます。

富岡西は一般枠選考でよかったのでは?

まず最初に思ったのは、

富岡西は21世紀枠でなく普通に一般枠選考でよかったのでは?

ということです。

誤解ないようにしっかり書いておきますが、富岡西の選出が不服なのではなく、富岡西は選ばれて当然だと思っています。

ですが四国大会ベスト4進出で、地域性や戦い方を見ても、中国・四国地方の5枠目に普通に選べばいいじゃん?ということです。

21世紀枠は賛否が分かれる制度です。

富岡西は実力で普通に選ばれるステージまで勝ち進んでいるのに、21世紀枠扱いされるのがちょっとかわいそう。

ていうか、三重の白山高校に関する記事でも書きましたけど、富岡西みたいに実力だけでカッコよく勝ち進む公立校があるなら、21世紀枠という制度は果たして必要なのか?と考えちゃいます。

今回、21世紀枠で得したのは当事者の富岡西ではなく、おかげで枠が広がった中国・四国地方だという妙な結果になっちゃいましたよね。

まさかの関東・東京6枠目…批判は覚悟の上?

さて、私が最初に抱いた感想は「横浜の選出のことじゃないの!?」と思われそうですが、実は関東・東京は議論の余地はないだろうと思っていて、ちゃんと見ていませんでした…!

で、いろいろ記事を見ているうちに、

え?なんでこの選抜発表の写真に横浜の及川投手が使われているの!?

と、あわてて関東・東京の枠を見てみると、ま・まさかの東海大菅生落選、横浜選出…!

これはちょっと、アレですねえ…。

関東大会準々決勝コールド敗退で選抜に出場できて(しかも同県のチームが先に選出されている)、東京大会決勝1点差敗退(しかも試合は押してた)でダメというのは、誰もが納得できる理由がない限り、何かウラがあると疑われても仕方がないでありますよ…。

「関東大会の方が東京大会よりレベルが高かった」というのが選考理由ですが、関東大会の準々決勝はすべて大差ゲーム。「関東大会のベスト8が東京の準優勝より力が上」とは言い切れないでしょう。

関東の優勝校も東京の優勝校も神宮大会では初戦敗退。関東の方が上だとしても、それほどまでは差はないと考える方が妥当じゃないでしょうか。

関東準々決勝大敗を、東京決勝惜敗より優遇する理由は、客観的には見つかりません。

東海大菅生はエース左腕は好投手、守備は華麗さもある堅守、打線は攻撃的と魅力的なチームで、春のセンバツで楽しみにしていたので、非常に残念に思っています。

横浜の及川投手も好きな選手なので、物議を醸すような選出になってしまい、むしろ気の毒です。

関東・東京に関しては、今回は無風だったのに、わざわざ選考会が波風を立てたという印象です。

選考会で波乱を起こして「世間の注目をセンバツ高校野球に向けてやろう」という、炎上商法を感じるのは私だけでしょうか…。

まあ、決まったものは仕方がない!

選ばれたからには横浜にはがんばってほしいですし、東海大菅生は夏の西東京は厳しいですが、糧に強くなってください!今年は応援します!(…あ、日大三も好きなんだけどどうしよう…)

この関東・東京の選考については、もう少し思うところがあったので、別記事も書きました→横浜と東海大菅生の波乱選考で考える「選抜は招待試合」論は正しいか? 

横浜はOKで創志学園はダメなのがコウヤレン…

関東・東京とまったく逆パターンになったのが、中国・四国ですね。

この地区は21世紀枠を使って、事実上の枠の拡大に成功したので、創志学園の西を出すのかなと思いきや、成績重視で市呉が選出されました。

私は市呉の選出は、まことに妥当だと思っています。

しかし関東・東京と、選出方法がまったく逆ですよね(個人的には中国・四国の方がしっくりくる)。

地域によって選出方法が真逆なのは、高校生スポーツとしてどうなんでしょうねえ…。

西のガッツポーズや高知商を注意している場合じゃないよ、高野連…。

近畿は予想を見事に外しました!

さて、今回大荒れが予想された近畿地区。

大荒れとまではいきませんでしたが、私は見事に外しました!

私の予想:平安・明石商・履正社・智弁和歌山・市和歌山・報徳
実際の選考:平安・明石商・履正社・智弁和歌山・福知山成美・市和歌山

まず驚いたのが、ベスト8組で、真っ先に選ばれるのが市和歌山なのは揺るがないと思っていたのですが、それが外れたことですね。

私の中ではベスト8組は「市和歌山、報徳、大阪桐蔭、福知山成美」の序列だと思っていましたが、選考会は「福知山成美、市和歌山、大阪桐蔭、報徳」という序列でした。

近畿は実際に試合を見ていないので、近畿地区の方々が「今年は京都のレベルが高い」という選考会の意見に納得できるのであれば、これでよいのでしょうね。

ただし、昨年は関東の健大高崎が「投手力が弱い」と落選したのに、今年は報徳が「攻撃力が弱い」と、真っ先にベスト8組から落とされるという…。

また、大阪桐蔭落選は智弁和歌山の準決での大敗が遠因になったらしいですが、履正社の準決大敗は福知山成美の評価に影響しないという…。

それと、選考に府大会のことまで引っ張り出すなら、同じ履正社に福知山成美は0-5、大阪桐蔭は2-5という数字もあるんですけどね…。

やっぱりセンバツの選考会は、私にはヘーゲル哲学並みに難解でっす…。

県大会の成績が大きかった今年の選考

そんなわけで、今回の選考で「何が起こったんだ!?」は関東・東京、「へえ、そうなんだ…」は近畿、でした。

だたこの2地区の選考で、共通点があるとすれば、関東大会・近畿大会といった地区大会の成績より、府県大会の成績が重視される可能性があるということです。

横浜は神奈川大会優勝、福知山成美は京都大会優勝が評価されています。

選抜は都道府県代表ではなく地区代表なので、私は「地区大会>府県大会」の方がしっくりくるんですけど、そうは考えない選考委員が少なからず存在するということですね。

まあセンバツ選考理由はこじつけに聞こえることも多いですし、来年度は「県大会の成績まるで無視」の可能性を否定できないんですけど(苦笑)、高校野球ファンは傾向として、頭に入れておいてもよいかもしれませんね。

まとめ

というわけでした。

納得のいかなさ度は…例年と比べて…やや高、ですかね。

選抜は「主催者が好きなチームを選ぶ」という側面があるんですが、対象は高校生、しかもルールの下の平等を学ぶスポーツの大会です。

頑張っている選手たちがある程度は受け入れられるような、選考理由の透明さがもう少しだけあってもよいんじゃないかな、と。

万人が納得できる選考は難しいですが、「まあまあ大多数が納得できる選考」には、もう少し近づけるんじゃないかな…と毎年思うんですよね。

しかし、報徳の大角監督の「甲子園は負けて出る場所じゃない」という発言は潔いですね。

吉報が届かなかったチームは、自力でつかめる夏の甲子園が残っていますから、気持ちを切り替えてがんばってほしいです!

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