私が家庭教師時代に受けもった生徒さんたちが、家庭教師をつけた理由は、ほとんど
苦手な科目を克服したい
でした。
マンツーマンで教えてもらえる家庭教師は、何となく、苦手分野の克服に効果がありそうだと考える人が多いようです。
確かに家庭教師は、苦手科目を何とかしたい!という悩みに、有効なケースが多いです。
なぜ、苦手科目と家庭教師の相性がよいのか、その理由を考えてみました。
家庭教師を苦手科目につけるのがおすすめの理由
苦手=嫌いな教科なので自主的に学習しにくい
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、その反対で、人間は苦手な分野は嫌いなことが多いです。
私も数学は苦手な上に大嫌いでした。
嫌いだからこそ、苦手科目は、なかなか自分で学習する時間を作らないものですよね。
家庭教師を苦手科目につけると、強制的にその科目の学習時間が増えます。
苦手な教科に関しては、塾の集団授業で取るよりも、家庭教師の方がおすすめです。
学校帰りの疲れた中高生は、苦手科目の集団授業は、眠りの世界へといざなわれてしまうため、時間(とお金)のムダになることも多いです…。
苦手科目は自分のペースで質問できるマンツーマン学習がよい!
苦手科目の内容は、理解するのに時間がかかったり、一度の説明では頭に入ってこなかったりします。
そのため、得意科目よりも、先生に質問したいことが多いです。
ですが、10代はシャイで空気を読む子が多いため、集団授業ではほとんど自主的に質問はしません。
家庭教師の大きなメリットは、マンツーマン指導で、質問がしやすいこと。
こんな初歩的なことまで質問していいのかな?
なんて遠慮も必要ありませんので、苦手科目の克服に適した環境が整います。
家庭教師をつけたら苦手科目が得意に変わる!?
家庭教師をしてきて、何度か経験したことなのですが、「苦手だから」という理由で家庭教師をはじめた教科が、得意科目に変わるというパターンは実際にあります。
これは、食わず嫌いで苦手だと思っていた教科が、実は苦手なのではなく、「学習が足りなかったから点数が取れなかっただけ」という可能性があるためです。
マンツーマンで丁寧に指導を受けて、学習時間が増えることで、苦手だった科目が、おもしろいほど点数が取れるようになる子もいます。
古典が苦手だったという子が、古典のテストでクラスで1番だったという報告を受けた時は、私も嬉しかったです!
結論 苦手科目に家庭教師は検討する価値あり!
以上見てきたように、苦手科目にマンツーマン指導の家庭教師をつけることは、効果的な対策です。
ただし、家庭教師をつけるだけで成績が伸びるなんて、夢のような話はありません。
指導を受けている時間はしっかり集中して、納得できるまで、ていねいに質問して、わかるようになる努力をしましょう。
また、家庭教師の時間が楽しいものであるように、相性のよい先生を、体験授業を受けて探すことも重要です。