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ロシアW杯のVAR導入で夢想したAIが審判するサッカーの未来

サッカーとVAR スポーツ観戦
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サッカーのロシアW杯は、「VAR」が導入されたはじめてのW杯でした。

「VAR」とは、ビデオ・アシスタント・レフェリーの略です。試合の大事な局面で、微妙な判定があった場合、映像で確認できるという制度です。

ロシアW杯で「VAR」が介入している場面を見ていると、「いつかこの『VAR』は、AIの判断に頼ることになるのかもしれないなあ…」と感じました。

ぼんやりと、AIがサッカーを審判する時代のことまで思考が飛んで行ったので、とりとめもなく記録しておくことにしました。

VARの導入自体は私も賛成

ロシアW杯での「VAR」は、ワールドカップでは初めての導入ということで、まだまだ制度が洗練されていない部分もありました。

「なぜその場面でVARを使わないんだよ!」というシーンが、それぞれのファンにありましたよね。

ですが、「VARの導入自体には賛成」というサッカーファンが多かったです。

ちなみに、私も「VAR」導入には賛成ですが、その一番の理由は、審判員のためです。

ゲームを裁く審判は人間ですから、判断をまちがうこともあります。

誤審をしてしまった審判は、一部の過激なサッカーファンの批判・中傷・脅迫にさらされることが多いです。

「VAR」の助けを借りて、なるべく正しい判断ができるようになれば、審判が過剰に叩かれるような事態は少なくなっていくのではないでしょうか。

将来はVRAにAIの判断が用いられるのは間違いない?

さて、この「VRA」では、将来、AIによる映像チェックが行われるようになる可能性が高いでしょう

そうなると、どうなるんだろう…。

ファンの反応としては、2つの相反する態度が考えられます。

AIが判断するなら、判定に間違いはないだろう」と、公平な判定を歓迎するタイプ。

AIの人情味のない機械的な判定はスポーツの面白みをなくす」と、AIがサッカーを衰退させると考えるタイプ。

AI審判はスポーツから人情をなくすか?

後者の、「AIによる機械的判定に反対する派」の意見をちょっと考えてみます。

ロシアW杯の準決勝、フランス×ベルギーを例にします。

フランスが1点リードで迎えた試合後半。必要のない時間稼ぎをしたフランス選手にイエローカードが出ましたが、そのフランス選手をどついたベルギーの選手にはカードが出ませんでした。

ここは人間である審判の裁量が見られた場面で、「ここでベルギーの選手が怒るのは理解できるのでカードは出さない」という温情だったと感じます。

AIの審判であれば、ベルギーの選手にもカードが提示されていたでしょう。

ただし、それは審判がAIのみで行われた場合の話です。

今のところAIの導入は、どの分野でも、AI単独での利用ではなく、人間の判断とミックスした利用が考えられているのが主流だそうです。

AIを、人間の審判を補助する役割として使い、最終的には人間が判断するのであれば、AIによる機械的な審判を防ぐことができるでしょう。

ただしどんな先の未来の話かはわかりませんが、しだいに人間は自分で判断するのがおっくうになってきて、AIに判断させる比重が増えていくのではないか…という気がします。

最終的に自分が判断すると、結局、過激なファンに叩かれてしまいますからね…。

もちろん、これはサッカーだけの話ではありませんね。

AI時代を生きる私たちは、手塚治虫が未来に残したメッセージ「火の鳥 未来編」の警告を、深く受け止める必要があるのでしょうね。

AIの機械学習がビッグクラブと大国有利の判定を覚える!?

さてここからはちょっとヨタ話なのですけど、サッカー界では「クラブチームだとビッグクラブ、ナショナルチームだと大国に有利な笛が吹かれる」という、都市伝説のようなものがあります。

AIの特徴として、機械学習というものがあります。

AIは、膨大なデータを「これはファウル」「これはファウルではない」と一つずつ学習して、この学習をもとにしてに正しい判断ができるようになります。

AIの機械学習は、人間の学習と似ていますが、学習するデータ量が人間が学習できる量とくらべてケタ違いです。

そうすると今までサッカー界に蓄積したきた、「ビッグクラブ」「大国」に有利な判定を学習することで、結局AIも同じように不公平(に感じられるよう)な判定をするようになったりして…。

蛇足ながら私は、サッカー界の「ビッグクラブ」「大国」有利な判定の傾向は、「まあ、サッカーだから…」と、まあまあ受け入れられる人間です。

幽遊白書の桑原のセリフ「キタネエ奴らにも筋通して勝つからかっこいいんじゃねーか?」が好きなんですよ!

そのためには、キタネエ奴ら的なものがなきゃいけないという…

何かしょうもない話になってきたので、この記事終わります!

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