はじめて東京ドームで高校野球の公式戦が行われるということで、話題になった2021年の高校野球東京大会の準決勝と決勝。
チケットは対戦カードが決まるずいぶん前からの発売でしたが…
準決勝と決勝なら、どこが来ても見たいっ!
…というわけで気合入れて発売日初日に、西東京の準決勝と、東西東京の決勝戦のチケットをゲットしました!
「東京ドームの高校野球」はどんなだったか…2日分合わせてラフにレポします!
ダメだ…SS席快適すぎる…!
西東京の準決勝は、連れが「試合後に仕事だから疲れたくない」とのことで、フカフカの椅子だと思われるSS席を取りました。
おととし東京ドームに大学野球を見に行った時に、バックネット裏の上の方はフカフカ椅子であることを知ったんです!
で、フカフカ椅子のSS席は…ちょっと快適すぎる!
皮張りのソファ…。幅がゆったりしていて、背もたれは気持ちよくて、気がついたら王様みたいなふんぞり返った座り方になってしまう…。
通路との間には仕切りもあり、落ち着いて観戦ができます。
しかも床はSS席の部分だけカーペット素材になっていて、何だか落ち着く…いや、逆にお菓子の屑とか落としたら恐れ多くてひろってしまいました。
VIP待遇に慣れない私は全然くつろげてない件!
SS席にはコンセントもあります。
SS席はネット裏中央の上段の方にあり、眺めはこんな感じ。
皮ソファにふんぞり返りながら小倉監督とか若林監督とか、また、頑張っている選手たちを見下ろすのが何だか恐れ多くて…。
ドームのSS席は高校野球を見るにはちょっと快適、ゼイタクすぎますね!
A席でも十分快適!
東西決勝が行われた日は、A席で観戦しました。
A席は範囲が広く、ほぼネット裏という場所から、内野の端の方まであります。
私は発売日初日にチケットを取ったため、SS席ともそれほど眺めが変わらないネット裏のA席をゲットできました。
A席はSS席ほどの豪華さはありませんが、座る部分と背もたれの部分には薄くクッションが入っています。
東京の他のスタジアムによく持って行くポータブルクッションはいらなかったです。
椅子の幅はSS席のようにゆったりしていませんが、現在は一席あけて座るため、じゅうぶん快適に座れます。
SS席のように仕切りはなく、球場全体の臨場感はA席の方が感じられるかなと思いました。
ちなみにSS席とA席の中間に、S席というのもありました。
S席はSS席の両サイドにあるバックネット裏の席で、SS席よりはカジュアルな黒いクッション性のある椅子で、A席よりは横幅が広いです。
S席にカテゴリーされている席でグラウンドに近い席には、A席と同じタイプの青い椅子もありました。
高校野球のチケット販売の分類では、S席だからといってクッション椅子に座れるとは限らないようです。
「フライを見失うプレー」はやっぱり出た
さて私が東京ドームで行われる高校野球で一番心配していたのが、「ドームの白い天井でボールが見づらくフライを落とすプレーが出るのでは?」ということでした。
この件に関しては、通常よりもノック時間が長く取られるなど、できるだけの対処をしていたようですが、やはりフライを見失うプレーはいくつか出ました。
とはいっても準決勝・決勝を通して、試合を決定づけるようなプレーはなかったのが幸いでした。
「ドームの涼しい環境は投手に有利」とは言い切れない?
東京ドーム内はクーラーが効いていて、外の真夏の暑さが嘘みたいでした。
むしろクーラーに弱い私には寒すぎたくらいで、西の準決勝でクーラー冷えしたため、決勝には冷え対策の羽織りものや、ひざ掛けを持って行ったほどです。
この涼しい環境は選手も楽で、特に投手には有利に働くのではないかという意見もありました。
ドームで行われた試合のスコアを見てみると…
…どうでしょうね?点が入りやすい東京大会にしては、二桁得点がなく、スコアが抑えられている気もしますが、ロースコアとまでは言えない感じですかね。
実際に観戦した印象だと、クーラーが効いた中の投球は、スイスイと涼しげに快投した投手がいる一方で、どこか体が重そうに見えた投手もいました。
私は自分がクーラー苦手な人間なので、この感じがわかる気もする…。
投手は繊細な生き物と言われますので、ドーム内の人工的な空気が、微妙に何人かの投手の調子に影響を与えていたようにも思います。
これからも高校野球に東京ドームを使ってほしい?
ドームのクーラーが効いた中での楽々高校野球観戦。
ドームだと天気を気にする必要がなく、雨天順延の心配もありません。
猛暑の中で選手たちがプレーすることも防げて、「来年からも高校野球にドーム使ってほしい!」という高校野球ファンの意見をちらほら見聞きしました。
個人的な思いとしては…うーん、野球はやっぱり屋外競技だし、ドームは今年限りでいいかなあ…という気持ちの方が強いです。
東京ドーム内には拡声器で案内するスタッフがたくさんいて、案内の頻度も高く、電子音が苦手な私には結構キツイというのもありました。
後方通路に近い席では、監督の優勝インタビューが、試合後の人の流れを整理する拡声器の声にかき消されて聞こえなかったという…。
もちろん紫外線対策しなくていいので、嬉しい面もたくさんありますけどね!
ただ当たり前のことですが一番優先してほしいのは、今回ドームでプレーした選手たちの声ですね。
涼しいドームでの試合の方が体力が消耗されなくてよいのか、逆に開放感のない屋内でのプレーはやりづらいのか。
クーラーが効いた中でのプレーは、やっている最中は快適でも、あとから疲れがたまるような気もするんですよね。
クーラーつけたまま寝ると体がだるいってやつですね。
まあ例年なら東京ドームはこの時期はプロ野球が行われていますし、来年以降は借りるのは難しいかもしれないですけどね。
東京代表甲子園で自分たちの力を出し切って!
東京ドームで高校野球東京大会を観戦した感想でした。
西東京からは東海大菅生、東東京からは二松学舎と、なかよく第二シードが甲子園を勝ち取りました。
決勝の翌日には組み合わせ抽選が行われ、東海大菅生は初戦から優勝候補の大阪桐蔭に挑むことになりました。
相手が大阪桐蔭といえども戦う前から勝負が決まっているわけではありません。ありとあらゆる勝機をつかんで、全力を出し切って立ち向かってほしいです!
二松学舎は2回戦から登場と、大エース秋山を擁するチームとしては有利な日程となりました。
同じブロックにはレベルの高い地区の代表校が集まっていて気は抜けませんが、二松らしい気迫あふれる試合で、どんどん上を目指して突っ走ってください!
両校とも甲子園でどうか悔いのないプレーを!応援してます!