FP3級を取得した後、すぐFP2級の試験勉強に取り組みました。3級の学習内容が頭に入っている状態で2級の学習を進めた方が効率的と思ったからです。

3級の試験から家に帰る途中に書店に立ち寄って、2級テキストを購入しました!
3級に合格したあと2ヶ月で2級合格を目指し、無事に目標達成!合格体験記をまとめます。
FP2級の学習に使用した教材
FP2級の学習に利用した主要なテキストと学習ツールは以下の3つです。
- テキスト「みんなが欲しかった!FP2級の教科書」
- Youtube動画「ほんださんFP2級完全講義プレミアム」
- 無料サイト「FP2級ドットコム過去問道場」
みんなが欲しかった!FP2級の教科書
テキストは3級に引き続き、みん欲しシリーズ「みんなが欲しかった!FP2級の教科書」。
それほど時間をかけて選んだわけではありません。「売上No.1って書いてあるし、3級もこのシリーズを使ったし…」くらいの理由で決めました。
2級テキストは3級より厚いのですが、第1~3分野と第4~6分野の上下巻に分けて使うこともできます。重さが半分になるため、持ち歩きに大変便利でした!
また、内容の疑問点をメールで問い合わせできるサービスがあります。
次に紹介する「ほんださん動画」と見解が違う箇所があったため、出版元のTAC出版にメールで質問を送ると、翌日にていねいな返信が来ました。資格スクールの大手だけあって対応がしっかりしています!
ほんださんFP2級完全講義プレミアム
3級に引き続きお世話になった「ほんださん動画」。
2級向けの動画は「完全講義プレミアム」というタイトルで、2級と1級の受験者向けの講義です。
3級受験者向けの「爆速講義」が約9時間なのに対し、「完全講義プレミアム」は6つの分野すべてを合わせると約40時間。1級受験者も対象にしているため、濃~い講義内容です。
ほんださんの講義の特徴は、全体像を理解しやすいこと!
いきなりテキストを読むのと、ほんださん動画を見てからテキストを読むのでは、理解度が全然違いますので、動画→テキストの順で学習するのがおすすめです。
FP2級ドットコム過去問道場
FPの過去問が無料で解けるサイトはいくつかありますが、3級に引き続き過去問道場を使いました。解説が詳しいのがお気に入りポイントです。
また、制度の変更点も過去問に反映させてあるため、古い情報を間違えて覚えてしまう心配もありません。無料サイトなのにサービスがきめ細かくて助かります。
FP3級ドットコムから引き続き使う人が多いと思いますが、3級のアカウントは2級では使えません。新しく作り直しましょう。
学習計画は途中で変更
2ヶ月でFP2級に合格するための学習計画は、ザックリと「1ヶ月目はインプット中心(ほんださん動画+テキスト)、2ヶ月目は過去問演習中心」。
1ヶ月目でテキストを3周する予定だったのですが、テキスト内容が3級よりグッと難しくなっていて、2周しかできませんでした。
1ヶ月目の予定が崩れたので、こんな形の学習スケジュールになりました。
- 約20日間ほんださん動画+テキスト1周目
まずは理解。テキストでわからないところをなくしていく
- 約10日間テキスト2周目
1周目の理解を固める。頭に入っていない箇所は動画を見直し
- 約10日間テキスト3周目+学科過去問
分野ごとにテキストに目を通した後、学科の過去問を解く
- 約1週間学科&実技過去問+テキスト4周目
今度は順番を逆にして、学科&実技を分野ごとに解いた後にテキストを確認
- 約1週間過去問演習に集中
学科と実技の過去問を分野ごとに20問ずつ解く
- 試験5日前テキスト付属の模擬試験でチェック
試験日変更期限前に模擬試験で実力チェック
- ラスト5日間実技の過去問+テキスト5周目
過去問は苦手な実技だけを集中的に。学科対策はテキストを最終チェック
最初のインプットはあせらずに理解を!
最初のインプットは、分野ごとにほんださん動画→テキスト学習という流れで進めました。
ほんださん動画で全体像はザックリつかめるのですが、2級の内容は細部が難しかったです。

特に金融分野の「買い建て」「売り建て」がサッパリわからず、つまづいてしまいました。
ChatGPTに質問しながら学習を進めましたが、2級の内容は3級より濃いためか回答に間違いが多く、ストレスがたまりました。
制度の細かい部分を確認したい場合は、ChatGPTに聞くより、検索で信頼できそうなサイトを探して参照したほうが早かったです。
また、40時間以上もある「ほんださん動画」は全てをリピートするのは難しいと思い、「見直した方がよさそうだな」と思った回をチェック。
テキスト1周目は予想以上に理解するのに時間がかかり、最初の学習計画から遅れてしまいました。それでも焦らずに、納得してから前に進むことを心がけました。
テキスト2周目は不安な箇所だけ動画で補完
テキスト2周目は、1周目の理解を復習する形で進めていきました。
2級は3級とくらべて暗記する項目も多く、テキスト2周程度での暗記は私には無理ゲーに思えたので、2周目も理解重視。

私は「理解していないことは覚えられない」というタイプなんですよね。先に徹底的に理解する勉強法が合格への近道!
あまり頭に入っていないと思われた箇所や、3級では扱わなかった箇所は、ほんださん動画も見直しました。
テキスト3周目&学科の過去問
2ヶ月からは過去問演習を組み合わせていきます。
テキスト3周目からは理解より暗記を重視。
テキストを一分野終わるごとに、学科試験の過去問を10問と、実技試験の過去問を1問解きました。学科は理解度チェック、実技は「どんな問題が出るのか」を様子見。
学科はこの段階で8~9割くらい取れたので、一安心。ですが…実技はほとんど間違えました。
FP試験は「実技より学科の方が難しい」と言われるのですが、自分は「学科より実技が苦手」というのを再確認。
テキスト4周目は過去問→テキストの順番で!
テキスト4周目は、過去問演習とテキスト学習の順番を入れ替えました。
3周目はテキスト学習→過去問演習の順に取り組んだため、記憶が新しいうちに解いたから過去問の出来が良かっただけかもしれないと思ったからです。
4周目は分野別に学科と実技の過去問を10問ずつ解いた後、同じ分野のテキストに目を通すという形で進めました。
このあたりで、試験まで残り2週間強くらい。
過去問演習に集中!
ここからは過去問演習に集中です。
学科も実技も分野ごとに20問ずつ演習。解説をしっかり読んで「なぜその解答が正しいのか」を理解しながら進めます。
この段階で学科も実技も9割程度の正答率があったので、「行けるかも!」と思い始めました。
模擬試験を受けて実技の時間対策を痛感
試験5日前に、テキストに付属している模擬試験を受けました。本番と同じように、残り時間もカウントされる模擬試験です。
学科は60問中58問正解で、残り時間も40分ほど余ったので「学科は行ける!」と確信。
しかし実技が…恐ろしく時間が足りないッ…。今までの過去問演習の正答率が高かったため安心していましたが、タイムオーバーなんてことは頭になかった!

実技の過去問の出来がよかったのは、時間をかけて解いていたからなのね…。本番試験ではじっくり考える時間なんかない!
後半はかなり急いでギリギリで終了し、点数は90点が取れたのですが、本番では残り時間の少なさに気持ちが焦って、解ける問題を落としてしまうかもしれない…。
残り5日間は、実技の時間対策をメインに進めることに決めました。
実技の過去問を模擬モードでひたすら解く!
試験5日前にして最も足りないと気づいたことは、実技を解くスピート!
そこで、過去問道場の実技を模擬試験モードに設定して、オリジナル模試を時間を計りながら5回解きました。
少しずつスピードも上がってきて、安定して10分くらい時間を残して9割前後取れるようになったため、まあ大丈夫だろう…とひと安心。
しかし安心すると、もともと計算が好きでないこともあり、FPの学習に飽きてしまいました!ヤバかったですね~。試験まで残り数日だったため乗り切れましたが…。
テキスト5周目で最後の仕上げ
試験前最後の2日間は、テキスト全体にザーッと目を通しました。テキスト5周目です。
もう計算はしたくなかったので過去問には手をつけず、うっかり忘れているポイントがないかだけ全体的に確認しました。
試験当日の流れ
試験当日は受付で本人確認をし、荷物をロッカーに預けます。
ラベルを剥がしたペットボトルの水以外の私物は、試験室に持ち込めません。電卓はPCの画面上に表示されるものを使用し、メモ紙やペンは受付で渡されたものを持っていきます。
学科試験は「知らない問題を深追いしない」
まずは学科試験を受験。試験終了ボタンを押した時点で結果が分かります。結果は60問中52問の正答で、合格ラインをクリア。
出題された中には、テキストで目にした覚えのない、まったく初見の情報からの出題が2問ありました。
全体を解き終わって見直しまで終わらせたところで時間は30分残っていましたが、知らないことをギリギリまで考えても仕方ありません。
次の実技試験に向けて対策するために、終了ボタンを押して切り上げました。
実技のコツは「わかる問題を先に解く」
近くのドトールで休憩しながら、実技試験へ向けての作戦を立てました。
決めたことは「パッと見てわからない問題は後回しにして、確実に点を取れる問題から解いていく」。
FP2級の実技では、定番のキャッシュフロー表やバランスシート、係数の問題が後半に出てきます。点が取りやすいこれらの問題で、残り時間が少ない焦りからミスするともったいないですからね。
FP2級の実技試験は90分で40問解くため、1問あたり2分15秒で解く必要があります。つまり、その場で解法を考える時間はほとんどありません。
考える時間が必要な問題は後回しにして、解法がわかっている問題で確実に得点することで、合格ライン6割以上を目指すのが現実的です。
また、実技試験では見直しする時間はほとんど取れません。最初に解く際に2回ずつ計算してミスを防ぐのがよいでしょう。
実際の実技試験は過去問に少しのアレンジを加えた問題が多く、作戦は成功でした。解法が最後まで思い浮かばない問題が1問ありましたが、得点は87点と合格ラインを超えることに成功!
勉強方法の反省点
…というわけで、FP2級は学科も実技も87%くらいの正答率で合格できました!
終わってみての感想としては、2級も3級も「FPの試験は難化傾向にある」ということ。
学科も実技も過去問より難しく、過去問は安定して9割以上正答できていたのですが、本番でのスコアは過去問演習の点数を下回りました。
確実に合格するためには、試験直前の過去問の正答率が8割程度あれば安心して試験に臨めると思います。

本番試験の方が難しいので、過去問正答率7割だとちょっとリスキーかも
FP2級合格に必要な勉強時間は2~3ヶ月、100~150時間が目安
FP2級の合格に必要な勉強時間の目安は2~3ヶ月、時間にすると100~150時間が目安です。
FP2級には受験資格があり、FP3級を取得していなければ2級は受験そのものができません。
FP3級を取得すると、FP2級合格に必要な学習の基礎はできているため、そこから必要な時間は2~3ヶ月くらいかなという感じですね。
FP2級を受験するためにはFP3級取得が必要ということは、完全にゼロの状態からFP2級を目指す場合、FP3級の勉強時間も含めて考える必要があります。
FP3級の勉強時間の目安は1~2ヶ月。FP3級+FP2級を取得するのに必要な時間は、3~5ヶ月くらいになりますね。
私はまったくの初心者からFP3級+FP2級を3ヶ月で取得しました。すでに宅建などのFPと学習分野が重なる資格を持っていたり、もともと投資に詳しい人などはもっと短い時間で学習できるでしょう。
ただし、FP2級の申し込みにはFP3級の合格番号が必要です。FP3級の合格番号が発行されるのは、試験を受けた月の翌月中旬。FP3級+FP2級を取得するには、最短でも1ヶ月半くらいは必要ですね。
FP3級とFP2級の難易度はどのくらい違う?
FP3級とFP2級の難易度についても触れておきます。
FP3級とFP2級で試験範囲となる6分野は共通で、FP2級の方がより細かい知識や理解が必要になるという感じですね。
3級は〇×の2択か3択の選択問題だけですが、2級の学科はすべて4択で、実技は40問中15問前後は選択問題ではなく自力で計算して答えを出さなければなりません。
3級は記憶があいまいでも選択肢が少ないため乗り切れますが、2級でしっかり得点するためには確実な理解と知識が必要になります。
ちなみに2級のテキストは3級の範囲が含まれるため、3級のテキストを購入せず2級のテキストだけで学習するのは可能です。
ですが、まったく知識がない状態から学習するなら、いきなり2級テキストから始まると情報量に圧倒されてしまうので、堅実に3級テキストからステップアップしたほうが学びやすいと思います。
FP2級取得にかかった費用は?
FPらしく、最後にFP2級取得にかかった費用をまとめてみましょう。
| テキスト「みんなが欲しかったFP2級の教科書」 | 1,980円 |
| 受験料(学科+実技) | 11,770円 |
| 事務手数料 | 156円 |
| 合計 | 13,906円 |
ほんださん動画や、過去問道場などの無料ツールのおかげで、少ないコストで取得することができました。無料で素晴らしい学習ツールを提供してくださっている方々に感謝!
まとめ
FP2級の合格体験記でした。
FP学習前は、お金のことがまったくわからない世間知らずな大人でしたが、FPを学んだことでiDeCoやNISAがなぜ人気なのか、将来の年金を増やしたければどうすればよいか…など、お金の基本が身についたと思います。
資格を手に入れるだけでなく、生活に役立つ知識がつくことがFP試験の魅力だなと感じました。
「FP受けるか迷っている…」という人は、合格率が高い3級だけでも、ぜひ受けてみてください!

FP3級の内容は、義務教育で教えてもいいんじゃないかと思うような金融リテラシーの基本でした!





