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幽遊白書1~2巻(ジャンプコミックス版)は蔵馬と飛影が出てこないから面白くない!?

幽遊白書
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ステイホーム!…ってなわけで、久しぶりにクローゼットから幽遊白書を引っ張り出して読むことにしました。

ぽこ
ぽこ

ハンターの続きもいつ出るかわかんないしね…。

再再再再再再再再再読くらいになるので、じっくり読んでみました。

さっそく1巻と2巻の感想を!

幽遊白書1~2巻は古本屋で安い時代があった…

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幽遊白書といえば、鬼才漫画家・冨樫義博の代表作で、同時にジャンプ黄金期と言われる1990年代を代表する漫画でもあります。

アニメ化もされて、当時は腐女子なんて言葉はありませんでしたが、二次創作にいそしむ女性ファンが非常に多かったのが特徴です。

ぽこ
ぽこ

私が幽白を知ったのは、中学時代にクラスメートがが二次創作を描いていたのがきっかけだったりする…。

漫画禁止の両親のもとで育った私が、漫画を自由に読めるようになったのは高校生になってから。

既に幽白のアニメは終了し、最盛期のブームは去っていました。

そんな時に幽白を貸してくれた高校の友人は、既に幽白熱が冷めていて(「るろうに剣心」に心変わりしていた)…

よければそのまま1冊50円くらいで買わない?古本屋に売るよりその方が高いし。

…と商談を持ちかけてきました。

で、確かに私も古本屋で買うよりも1冊50円で買った方が安いので、ウィンウィンで商談成立しました。

友人は厳格(?)な人で、

1巻と2巻だけは古本屋でも破格に安いから20円くらいでいいよ。

と言い、1~2巻は値引きしてくれました。

さて…なぜこの時代、幽遊白書の1~2巻だけが他の巻にくらべて安かったのか。

ハイ、幽白ファンならすぐおわかりですよね。

1巻と2巻には蔵馬と飛影が登場しないのです。

幽遊白書1、2巻はハートフルな読み切りが続く

ここからは幽遊白書1、2巻のネタバレが少し入りますので未読の方はご注意ください。

幽遊白書の1、2巻は、ファンの間で「霊界探偵編」と呼ばれるストーリーの前半部分になります。

ぽこ
ぽこ

1、2巻ではまだ霊界探偵に就任しないので、ウィキペディアでは「霊界死闘編」となっています。でも「霊界死闘編」という言葉はあまり聞いたことないですね。3巻以前の話はそのくらいマイナーだということもあるのか…。

主人公の浦飯幽助物語の冒頭でいきなり死んでしまいます。幽遊白書の始まり方は非常にインパクトがありますね。

死んでしまった幽助は、霊体の状態で空中に浮かびながら、困っている人を助けたり、浮かばれない霊を成仏させたりします。

そんな感じの、読み切りのショートストーリーが続くのが1、2巻です。

えっ?何その朝ドラみたいなハートフルストーリー!冨樫義博ってもっとエグイ物語を描くと思ってたんだけど!

ハイ、そうです。幽遊白書1、2巻は、現在確立している冨樫漫画の作風とはちょっと違います。

幽白は巻が進むにつれ、勧善懲悪ハートフルな物語とはかけ離れていきます。

1、2巻と中盤~終盤の物語は、作者が途中で変わったのではないかというくらい、作品を貫く世界観に違いが見られます。

ぽこ
ぽこ

1、2巻での「冨樫らしさ」は物語そのものよりも、余白に書かれたメモや落書きのようなイラストに出ているように感じますね。

ズバリ1、2巻は蔵馬も飛影もいなくて面白くないか?

冨樫作品とは思えない雰囲気の幽遊白書1、2巻。人気キャラの蔵馬も飛影も、まだ出てきません。

ではズバリ「1、2巻はつまらないのか?」…というと…答えは難しいですね。

私が初めて幽遊白書を読んだときのことを思い出すと、1~2巻の段階ではぶっちゃけ、

ぽこ
ぽこ

つまらないとまでは思わないけど、この漫画が爆発的人気になった理由はわからないなあ…。

…と、思いました。

人気が出た理由がわかりはじめたのは、やはり蔵馬や飛影が出てくる3巻以降ですし、個人的に幽白で好きなのは暗黒武術会編以降、それも8巻あたりからのストーリーです。

ただし1、2巻がつまらないかというと、そんなことはないですね。

勧善懲悪的で必ずハッピーエンドのハートフルストーリーとはいえ、冨樫義博独特のセンスのためか、ベッタリした雰囲気は少なく、カラッと読める爽快感があります。

また1~2巻を読まずに3巻から読みはじめると、後々の幽助と桑原の悪友的な友情の深さを深く味わえないかもしれません。

まとめ

幽白1~2巻では竹セン以外の学校の先生は悪者が多いですね。

私も学校の先生は苦手だったから、冨樫先生のこの気持ちわかるな~。

ぽこ
ぽこ

九州の片田舎だったためか、学校の先生は高圧的な人が多かったんですよね。90年代は私の通っていた小中学校では体罰など日常茶飯事だったし。体罰のすべてが悪とは言いませんが、あまりにも簡単に子どもが殴られていた時代でした。

現在の子どもたちが幽白の1~2巻を読んでも、学校で生徒と先生が対立していた時代の雰囲気はイマイチわからないでしょうね。

でもフォローしておくと、竹センみたいに子どもの気持ちに寄り添ってくれる教育者も、もちろんいたんですよ!

そんなわけで、幽遊白書の1~2巻を久しぶりに読んだ感想でした。

幽白は中盤以降がグッと深みを増す作品なので、前半部分はイマイチだと感じても、読み進めていくことをおすすめします。

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